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INTERVIEW

GUNSHIP666

2014.08.12UPDATE

2014年08月号掲載

GUNSHIP666

Member:Tetsuo Sano (Vo/Ba) Masami Toriumi (Gt)

Interviewer:米沢 彰

-MikeyとSterlingを選んだ理由を教えていただけますか?

T:気が合うんですよ、ほんと。それが1番。単純にMikeyがいたSNOT、SOULFLYが好きだったし。

M:センスが良いよね。私たちにはないものがあるっていうか。良いものできるだろうなっていうのは確信してました。

T:Mikeyのメタルの捉え方がオタクっぽくないんです。不良の延長っぽくて。オタクっぽいメタルが俺は嫌いで、そういうのはメタルじゃないって思ってるところもあって......。

M:Mikeyはメタルを論理的に考えてない、ロックな人だからね。

T:俺も適当だから感覚でやれちゃうんですよね。PANTERA、SLAYERが好きっていうんだから、そりゃあ合うよね。Sterlingに関してはPANTERAが1番好きだからね。そういうのもあったし、MikeyとSterlingも知り合いだったし。向こうも興味持ってくれて、タイミングも合ったし、間違いないっていう確信があってやってもらいました。

-今作についてですが、どメタルな骨太のサウンドで終始行くのかと思いきや、ジャズ/ブルース的な渋いパートもあったりとかなり色々な試みが散りばめられていて非常に面白いなと思いました。オールド・スクールなメタルというと作風やサウンドの方針が凝り固まっているイメージが強いのですが、こうして自由自在なプロダクションとなったのは意識してのものだったのでしょうか?

M:どちらかと言えば自然ですかね。自分だったらこういう方が聴いてて面白いなっていうイメージがあったので、良い意味で自然に意識して作れた感じですね。

T:俺は全然分かんないです(笑)。気がついたらああいうのになってましたね(笑)。

-感覚的な部分もありつつも、色々入れてみたかったっていう意識があったのですか?

M:入れてみたかったっていうよりは、こうしかならなかったですね。逆に、同じようなのばっかりは作れないし作りたくないですね。

T:一部のスラッシュ・メタルのアルバムなんて全部一緒ですよね。1曲ずつ聴くとかっこいいんだけど、アルバム通すとめんどくせえ。ああなったら、おしまいだなって思います。かっこいいのは分かるし、バンドのあり方とかも分かるし、1曲1曲はかっこいいんだけど、あれはしたくない。METALLICAとか全部違うじゃないですか。俺たちがMETALLICAっぽいとは思わないけど、理想ではありますね。

-音源を拝聴しましたが、非常に高いレベルでサウンドが詰め込まれている印象を持ちました。3人編成とは思えない重さと音の密度があるということに加えて、グルーヴ感がバンドとしてのサウンドを1つ上のレベルに引き上げているように感じたのですが、ご自身ではどう思いますか?

T:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。

M:アメリカを意識してるとグルーヴ感ってすごい重要になってきますよね。Mikeyもグルーヴ感があって。私たちが1番大切にしているのは、テクニックよりも断然グルーヴ感。

T:だから、オタクみたいな野郎どもがテクニカルとか言ってると吐き気がしてくる。馬鹿じゃねえのって。俺たちがアメリカでやれた理由は本当にグルーヴ感があるからだったと思う。

M:そう、グルーヴ感が通じるものがあったんだなあって。

T:アメリカ人ってすぐノルからね。グルーヴがないと全然ノラないから。

M:PANTERAなんかもすごいグルーヴだからね。私はバンドの魅力ってそこだと思ってますね。

T:それがバンドなんだよね。バンドをやるならその意識を持ってなくちゃですよね。