－そのグルーヴ感を出すために意識していることはあります？

T：AC/DCのTシャツをみんなで着てステーキ屋に行くとか（笑）？ 意識っていうか自然ですよね。センスです。そのための意識なんかしないですし。やるならAC/DCを死ぬほど聴けば出来ますよね。

M：AC/DCってあんなに音に隙間が空いていて、理屈だけだと簡単じゃんって話になるんですけど。いざやってみると、鳴っていないのにリズムを感じさせるっていうことはなかなか難しいんですよね。

－GUNSHIP666の大きな特徴としてMasamiさんの存在は外せないと思いますが、影響を受けたギタリストやアーティストを教えて頂けますか？

M：きっかけはLOUDNESSの高崎さんですね。あの人がギターを弾く姿が子供ながらにかっこよくて。それからGary Moore、Michael Schenkerとかも入ってくるんですけど、簡単に言えば、Darrellとタッカン（高崎）が混ざった感じの男っぽい骨太な感じのメタルのギターが好きでしたね。その他にもいろんなことを教えてくれる先輩ギタリストも多かったですね。

－今回のリリース元となるGOUT RECORDSはどういったレーベルなのでしょうか？

T："痛風（GOUT）"レコードね。

－痛風なんですか？

T：痛風です。

M：Mikeyも痛風なんですよ。

T：痛風の痛みを堪えながらつくったアルバムなんです。

M：今日は足が痛い、痛くないから1日のやり取りから始まってたもんね（笑）。

T："Hey！今日調子どう？"って言うと、"俺ちょっと痛い！"って（笑）。

－そんな陽気な痛風って聞いたことないですけど（笑）。

T：痛風は陽気じゃないと。カリフォルニア行ったら陽気になるよ。新宿あたりだと"痛てー"ってかなり落ちるけど、カリフォルニアだと"痛風Yeah!"ってテンションになるね。

－サムライやカミカゼといったキーワードが散りばめられていますが、海外との対比としての日本人、日本のバンドというのを意識してのことでしょうか？

T：そうですね。言うなら、俺が影響受けたものって全部アメリカなんです。音楽も映画も。俺が幼少の頃世界で足が速かったのがCarl Lewisで、Mike Tysonが1番強くて。それが全部好きで、全然日本のことをかっこいいと思わなかった。歳を取って日本のことの方がいいと思うようになってきましたけど、俺がメタルやってて1番の喜びはアメリカに勝つことです。日本のワードが入っているのは全部アメリカの影響を受けているからこそですね。

－バンドの今後の予定を教えてください。

T：今後の予定？ Wacken（Open Air）に出たい（笑）。

一同：（笑）

M：それは願望でしょ（笑）。アルバム・リリースの後に、9月ライヴがあります。

T：9月にレコ発が決まってるだけですね。アメリカにも行きたいけどこれから決めるところです。

M：単発でも、これを引っ提げて行きたいなって考えているところです。

－最後に、激ロックの読者に向けてメッセージをお願いします。

T：初めまして！よろしく！毒毒しく不良になれ！

M：（笑）