MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

GWAR

2014.02.13UPDATE

2014年02月号掲載

GWAR

Member:Oderus Urungus (Vo)

Interviewer:藤崎 実

-最新作『Battle Maximus』が遂に日本でもリリースされますが、本作リリース後の世界戦略は順調でしょうか?

もちろん大成功だ!俺たちはこの惑星を数十億年も支配しているんだからな!俺たちが猿を使ってお前らを作り出したんだ。そしてそのお前たちを絶滅させることを公約しているんだからな。そして遂に日本へも進出が決まったんだ!順調に決まっているだろう。

-日本にはGWARの存在を知らない愚か者も存在します。大変申し訳ありませんが、改めてGWARの紹介をしていただいてもよろしいでしょうか?

俺たちはこの地球に追放された優秀な異性人たちで、南極の要塞から地球を支配している。俺たちは最も残忍なメタル・バンドとして奴隷軍団を引き連れて地球を旅しているんだ。ショーではその奴隷たちがむちゃくちゃに虐殺されていく。もちろん、いたるところで俺たちを倒そうとする敵の軍団に出会い対立する。そんなヤツらは必ずこちらから倒してやるがな!

-ニュー・アルバム『Battle Maximus』のコンセプトや歌詞についてお話いただけますか?

これは人類が完全にエリートと奴隷に分けられるという未来に対する歪んだビジョンだ。いわゆる"支配者"たちを崩壊させる革命の物語で、現在に生きる人間どもに対する警告でもある。お前たちの魂をGWARに捧げなければ、この恐ろしい予言は現実のものとなるのだ。俺たちが近くに行った時に直接会って、だ!

-幾つかの楽曲についてコメントを下さい。どの曲を特に奴隷(Slave)たちに聴いてほしいですか?

猛烈なメタル曲「Madness At The Core Of Time」でアルバムが幕を開ける。この曲は宇宙のスカムドッグとしてのGWARの日々、特に経験してきた戦いに対するトリビュートだ。壮大な宇宙の戦いでは侵略前の爆撃で惑星は粉砕され、俺たちは炎に包まれた空間に飛び込むんだ。「Bloodbath」は死の開放感に没頭する話だ。死は悪いことばかりじゃないぜ!「They Swallowed The Sun」はミスター・パーフェクトが地球を太陽にぶち込むことで時空を移動させようとする話だ。「Fly Now」では俺たちの別れてしまったスカムドッグ兄弟、Flattus Maximusの魂を解放する。そしてタイトル曲の「Battle Maximus」は歌詞がない!俺はこの曲が大好きだ。歌わずに周りのものを叩きのめすだけで済むからな!

-前作『Bloody Pit Of Horror』も決して典型的なメタル・サウンドではなく最先端を走る素晴らしい作品でした。アグレッシヴなだけではなく、卓越した演奏技術や楽曲のクオリティが、GWARが王者として君臨している最大の要因ですね。

そうだ。今は過去に比べて更にな。誰も外見だけでやってきてるわけじゃない。それに俺たちは偉大なメタルを創作することに魂を込めているんだ。なぜならそれが俺たちをハッピーにするからだ。それは俺たちに奪われた魂を取り戻すための無限の戦争を思い出させる。戦争のサウンドはメタルのサウンドだ。だから俺たちはこれほどにもメタルを愛しているんだ!

-GWARのサウンドはメタルを核としながらもハードコアやパンクといったジャンルの影響も強く感じられますが、影響を受けたバンドやアーティストは存在しますか?

ないね!全て俺たちが影響を及ぼしたんだ!何と言っても俺たちは神だからな......。数十年前に俺たちが目覚める前だって、俺たちの創造物であるお前ら人間をコントロールしていたんだ。俺たちの恐ろしい夢でな。そんな風に俺たちは地上に主を求める奴隷軍団を作るべく準備してきたんだ。だからって好きなバンドがいないってわけじゃないぞ!ただそれは教える訳にはいかないな。ただ俺たちはラウドでファストで臭いということだけ言っておこう!