－全体的に展開の多い楽曲構成、長編の曲が多いですが、楽曲制作はどのように行ってますか？

Y：曲のおおもとをBuffalowかhiroが持ってきて、それを破壊と構築です（笑）。みんなで頭突き合わせて、"ここどうする？"とか"ここはこうしよう"って話し合って作ってますね。なのでみんなで意見は出す感じです。僕はいつも抽象的なことを言って怒られちゃうんですけど（笑）。だけど、それに応えてもらうことで新しいものが生まれたりもしますね。

－コメントも多くのバンドからもらっており、幅広い交友関係をお持ちのa Soulless Painですが、ゲスト・ヴォーカルにwithin the last wish、元IZPのメンバーが参加していますね。この2人に参加してもらった理由を教えてください。

Y：「果てぬ約束」でwithin the last wishのkenさん、「entrust」でIZPの前任ヴォーカルKentaに参加してもらっています。参加してもらった2人には、その曲の正にその部分を歌ってほしいと思ってたんです。元IZPのKentaは色々あってバンドを辞めたんですけど、そういう選択をしたアイツと、今バンドを続けることを選択した僕らがアルバムを出すってタイミングで、彼はバンドを辞めてしまったけど、どうしてもアイツに歌ってほしくて。そこに葛藤はあったんですけど、どうしてもって思いがあって。「entrust」（03:17～）に参加してもらったことで、それぞれ違う選択だったけど、それぞれの未来に繋ぐ選択だったと表現できてると思います。「果てぬ約束」のkenさんのところは、僕が初めてkenさんに会った時に、打ち上げでkenさんに悩みを相談して。その時に "バンドってステージ上が全てじゃない。普段の生活や仕事があって、恋人との時間、家族との時間、嬉しいことや悲しいことがあって、そのうえでバンドや音楽がある。"ということに気付かされて。それがあったからこそ書けたのが「果てぬ約束」の参加してもらった歌詞の部分だったんです。（04:04～）

－30本以上のツアーを予定しているようですが、今後の活動プランなどあれば教えてください。

T：とりあえずやっぱり直近のツアーを大事にしているので、ファイナルもいつにできるかもまだ分からないですけど、僕らが大事にしてる出会いとか別れもいっぱいあると思うんで、次のアルバムに向けて新しい曲も作る為にインスピレーションを受ける場として、全力でツアーを回りたいですね。今まだ言えないようなイベントなども盛り込みつつ、楽しみなことを色々考えてます。ツアーで自分たちを磨いていきたいです。

－最後に激ロック読者に伝えたいことがあればお願いします。

T：ライヴに来てほしいですね。みんなバンドマンはそうだと思うんですけど、ライヴに来てもらわないと完成しないという思いがあるので。マイナスな歌だった「Daylight comes there」が希望の歌になるような変化がライヴでは起こるので、一緒にそういう変化を作ってもらいたいです。