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INTERVIEW

a Soulless Pain

2013.12.06UPDATE

2013年12月号掲載

a Soulless Pain

Member:Yonemura (Vo) Buffalow (Gt/Cho) hiro (Gt/Cho) Take (Ba/Vo) Kensaku (Dr/Cho)

Interviewer:篠崎 祐介

-2010年に自主制作EPを発売し、2011年から野外フェスやサーキット・イベント、海外アーティストとの共演など、活動の幅が一気に広がったように感じますがいかがですか?

Y:時々で"環境が変わってきたよね"って話はするんですけど、すごい自然な流れで来てるのかなって。もっとやれるとは思うんですけど、その時その時で自分たちにできることとかダメな部分とかとちゃんと向き合って、1個1個自分たちなりにちゃんとやってきたつもりなんで、特別なにかすごいことが起きたとかは思わないんですよ。自分たちなりに地に足をつけて歩いてきたんで。確かに今言われて"あ、そうなのか"って思った感じで(笑)。だから特別2011年から活動が活発になったような感覚もないですね。

T:たぶん2011年辺りがAnswer for lifeってイベントに出るようになって、within the last wish、Arbus、Arise In Stability、ANGAGEMENT、SHARK ETHICとか、今盟友と呼べるバンドと出会った時期です。ずっと活発にやりたい思いはあったんですけど、基本的に僕らこのバンドが初めてでどうしていいか分からなくて、2010年までが恐らく準備段階で、2011年が色んな人の助けでバンドのやり方が分かってきて、フックアップしてもらった年ですね。そこで僕らも大学を卒業して、このままのペースでバンドを続けたいと思ってフリーターになったり、覚悟が決まった年だと思ってます。

-僕が初めてライヴを見たのが、2011年の名古屋のGRANDLINE2011の時でしたが、その時も現在でも見たライヴでは毎回Yonemuraさんがステージだけでなく、フロアでお客さんと共にシンガロングしている姿が印象的です。aSPのライヴはお客さんと同じ目線で、思いを音楽で代弁してるように感じますがいかがですか?

Y:僕としては、当時はステージから降りる降りない問題もあったんですけど(笑)、その頃は近付かないと伝わらない、手段を選んでられないみたいな感じはあったんですよね。だから自然とフロアに降りるようになったというか。ただここ1年hiroが入ってからフロアに降りることも葛藤があったりとか。でもまぁ話が長くなるんでとりあえず先に進めましょう(笑)。

-了解です(笑)。でもまたライヴの話なんですが、a Soulless Painのライヴは1曲ずつ進行していくのではなく、MCも前の曲から次の曲に繋がる導入のように流れていき、30分で1曲を演奏しているように感じます。ライヴに関してそういったことは意識していますか?

T:たぶん最初にそうしたいって言い出したのが僕なんですけど、BRAHMANが大好きで、ああいうガムシャラ感がほしくて曲だけに全力を注ぎたいのがきっかけとしてはあったんです。それでも今まででMCを入れた方がいいんじゃないかって話にもなったりしたんですけど、そこで最終的に僕らが今の段階として至った結論が、曲の中で言いたいことを言えてないからそう思うんじゃないか、5~6分の曲のなかで全てを言い切ることから逃げてるんじゃないか、と思って。だったらMCで"ありがとうございます"とか感謝の気持ちを伝えるだけの場所ではないので、バンドである以上は全てのことを伝えるには音楽と自分らの練り上げてきた曲なのかなと思って。そういう意味で他のバンドはMCも含めてライヴなんだと思うんですけど、僕らのライヴに必ずMCが必要とは思わなかったんです。

Y:曲を全部一気にやるのも最初は自分たちを追い詰めるためでもあったんですよ。曲を詰め詰めでやって、体力の限り出し切るっていう。今でも体力を付けるって課題ではあるんですけど。そういうライヴをやってる姿も表現なんじゃないかと思ってて、なぜこういうやり方なのかってことも1つの伝えたいことでもあるんですよ。で、曲の間で空気を途切れさせないようにしてるのも意識してて、その時に喋ることも大体アドリブなんですけど、前の曲と次の曲の歌詞の内容を繋ぐようなことを、その日に感じたこととか、ライヴの前日に感じたこととかを絡めて、その時の自分にしか出せないものを表現しようとしてるっていうのはあります。だからこそ30分で1曲っていう風に見てもらえるのかなと思います。

-確かにそれはすごく感じます。ライヴの最中に目を離せないというか。

Y:最近はあまり考ることもしなくなったんですけど、前は頭フル回転でどう繋げようか考えてました。最近はもうちょっとそこに頭使わずに自然体でできるようになってきました。まだ全然ですけどね。