－結成からずっとライヴをやらなかったようですが、それぞれのバンドの活動があったからですか？

Kai：それだけが原因ってわけではないんですけど。それもあるし、それだけじゃなくって感じです。なんかノリだよね(笑)？

Hiro：凄いユルかったんです(笑)。

－7月に行った企画PEANUTS HOME PARTYが初企画にして初ライヴだったようですが、反応はいかがでしたか？

Kai：一応ソールド・アウトして、お客さんはたくさん入って。

Hiro：曲は既にネットにアップされてたので、みんな僕らの演奏してるところを見たいだろうと、待ってくれてる人たちに何かしてあげたいなと思って。で、アルバムの曲を全曲やるホーム・パーティーっていう感じでやりました。

Kai：企画ライヴというよりは、僕らがホーム・パーティーをやるから遊びにおいでよ！っていう感じで、更にアルバムの先行試聴会という形でした。バンド数も僕らを含め3バンドで、本当にホーム・パーティーみたいにユルくやりました。

Hiro：お客さんからもピーナッツの差し入れをもらったりとか、外国人の男の子が6段ぐらいのピーナッツの箱にリボン付けて持って来てくれたりとか。アットホームな雰囲気でした。

Kai：で、その時に「OMG!!」って曲をその日限定で配布したんです。

－アルバムには入ってない曲ですよね？

Kai：そうですね。僕たちの最初のライヴを見に来てくれた人しか持ってない特別な音源です。

－デビュー作『THE HANGOVER ANTHEM』リリースおめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

Hiro：最初僕とVinnyがふざけてやってて、でも周りの反応が凄い良くて。"俺ら何なんだ！？"って疑問に思ってたけど、今みんなに自分たちの作品を聴いてもらえるようになって、やっと届けられる！って感じてます。まぁやっとって言っても特に僕ら何もやってきてないんですけど(笑)。ライヴもやってないし、宣伝もやってないし、でもこういう機会を与えてもらって、今回でPEANUTSが何者か分かると思います。

－普通のバンドみたいにCD発売するために頑張って"やっとCD発売だ！"っていうよりは、もっとユルい感じですか？

Kai：ユルいです(笑)！

Hiro：あ、CD出るのかって(笑)。でも出るからにはやっちゃうぞ！っていう感じです。

Kai：CD出せることを自分たちが嬉しいというよりは、CDが出ることを喜んでくれる人たちのために頑張りたいなと思います。自分たちに対するプレッシャーはないよね？

Hiro：そうだね。あまりないね。"やった！CD出せる！"じゃなく"やった！聴かせられる！"って感じです。

－HANGOVERは2日酔いという意味ですが、メンバーで飲んだりするんですか？

Kai：バンドとしての活動をあまりしてなかった時は多かったですね。最近はスタジオで毎週会ったりするので、なかなか飲みに行こうかとはならないですけど、昔は飲みに行って自分たちの曲を流して反応をうかがったりとかしてました(笑)。

－BLINK-182のカバーをしていますよね？他に影響を受けたバンドはいますか？

Hiro：BLINK-182はメンバーみんなが共通して青春時代に聴いていたバンドなんです。

Kai：ZEBRAHEADとかBLINK-182とかGOOD CHARLOTTEとかMESTとか西海岸パンクが本当に大好きで、メンバーみんな聴いてた音楽です。

－過去にYouTubeにリリック・ビデオを公開した楽曲「OMG!!」はブレイクダウン、満載の楽曲で、クリーン・パートもない楽曲で今作とは方向性が大きく違いますね。曲作りや目指すサウンドが変わったのでしょうか？

Kai：最初に集まった頃は他の曲もメタルコアな曲でした。

Hiro：ポンコツなデスコアみたいな(笑)。

Kai：2012年の活動初期はそういう曲をやろうとしてたんですけど、曲書いてるVinnyがイージーコア系の曲もやりたいって1曲作ってきたんです。それが「Girly Girl's」なんですけど、それを聴いて"俺らこっちの方が合うんじゃない？"ってなって、イージーコアをやりだしました。

Hiro：僕らがやりたい音楽をやろうという感じでしたね。色んなジャンルやりたかったんです。

Kai：最初はイージーコアもデスコアもメタルコアもごちゃ混ぜでやろうとしてたんですけど、なんでこうなったんだろう(笑)？

Hiro：色んなジャンルやりたかったんですけど、イージーコアに行ったのは本当に僕らがやりたかったからだと思います。原点というのもあるし、みんなも聴きやすいし。