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INTERVIEW

ANNISOKAY

2013.03.05UPDATE

2013年03月号掲載

ANNISOKAY

Member:Christoph Wieczorek (Vo/Gt)

Interviewer:出口 勇迅

-激ロックでインタビューをするのは初めてになりますので、簡単に自己紹介をお願いします。

俺たちはドイツのHalle(ハレ)市出身の5人組バンドだ。メンバー全員が曲を書いたり、プレイするのが大好きで、2007年にANNISOKAYを結成したんだ。Christophはギターを弾きながら、メロディを歌い上げ、Daveはシャウト担当。Norbertはギター、Simonはベース、Danielはドラムをそれぞれ担当してるよ。

-デビュー作『The Lucid Dream[er]』の日本でのリリースが決定しましたね。リリースを待つばかりだと思うのですが、今の率直な気持ちを教えて頂けますか?

これ以上ないくらい興奮してるよ!本国以外でのリリースは日本が初めてになるし、メンバー全員で大喜びしてるんだ。僕らのブックレットや歌詞を日本語で見れるなんて想像しただけでもクールだね。俺たちの住む場所とは遠くかけ離れたところにいる人たちが、俺たちの音楽に興味をもって好きになってくれるなんて、すごいことだと思わない?3月のリリースが待ち遠しいよ。もっとたくさんの人に知ってもらえると思うしね。

-日本ではRADTONE MUSICからリリースとなりますが、日本盤をリリースすることになった経緯を教えて頂けますか?

俺たちの最初のミュージック・ビデオ「Sky」のお陰でいろいろなところから話が来るようになって、RADTONE MUSICもそうやって俺らを発見したんだ。その後、Emailで連絡をもらって今に至るわけなんだけど、こんなチャンス逃す手はないよね!?

-RADTONE MUSICには同じくドイツ出身のESKIMO CALLBOY、HIS STATUE FALLSが所属していますが、彼らとは交流がありますか?

両方ともドイツでは何回か一緒にライヴをしたことがあるよ。特にHIS STATUE FALLSは親友って言えるくらい仲がいいね。彼らが日本でリリースやライヴを行っているのは知っていたし、とても誇りに思っていたよ。そして次は俺たちの番、同じ土俵にやっと乗れたよ。

-また、ドイツには先述したESKIMO CALLBOY、HIS STATUE FALLS、MADISON AFFAIRなど、素晴らしいポスト・ハードコア、メタルコア・バンドが多数いますが、現在のドイツのシーンは如何ですか?

そうだね。その3つのバンドはとてもいいバンドだと思うし、メンバーもいいやつらばっかりだ。一緒にライヴをすると、ステージ上でもバックステージでも本当にいい刺激になるよ。ドイツには他にも同じ系統のかっこいいバンドがたくさんいるし、お陰でいいイベントを作りやすくなってると思う。1つのバンドだけでいいショウをやるのは簡単なことではないしね。

-現在はATTACK ATTACK!を始めとし、ASKING ALEXANDRIA等エレクトロを多用する若手バンドが多い中、あなたがたはエレクトロ要素を取り込みつつも“多用”はせずに、あくまでもバンド・サウンドに赴きを置いていると感じました。その点は意識しているのでしょうか?

俺たちにとってのエレクトロ・サウンドは、壮大な雰囲気を作りだすための1要素で、あくまでもバンド・サウンドが中心にあるんだ。曲の中でサビを引き立たせるために使ったり、そういうことのための手段の1つであって、それ以上でもそれ以下でもない。1番俺たちが重要視しているのは、いい曲を書くことだし、ダメな曲はいくらエレクトリックなサウンドを使ったところで良くはならないという考えが基本だね。それに、生のライヴで出来るだけCDを再現したいとも思っているから、もしたくさんエレクトリックなサウンドを使っていたとしたら、それを流さないといけなくなるだろ。そういうライヴはあまりしたくないし、できるだけ演奏に集中して生でいいライヴをしたいと思ってるんだ。

-芯の通った図太いメタルコア・サウンドと、疾走感溢れる優艶なメロディ・パートのコントラストが素晴らしいと感じました。メロディ・パートに関してはヴォーカルのChristophが作っているのでしょうか?

そう、俺がほぼ全てのメロディを書いているよ。と同時にバンドのエンジニアでもあるし、サウンド・プロデューサーでもあるんだ。だから何日間かは、俺が自分のスタジオに籠ってヴォーカル・メロディをずっと書き続ける時もあるんだ。その後で俺が書いたメロディに対してバンドみんなで意見を言い合ったりしてるんだよ。俺が作ってきたまんまで、みんな納得して決まっちゃうことのほうが多いけどね。

-メロディ・パートに関してはUNDEROATH、THURSDAYらのような2000年代初期のバンドのサウンドに通ずるものを感じました。もし影響を受けたバンド等がいましたら教えて下さい。

UNDEROATHに影響を受けてるって言われたのは驚いたけど、嬉しいね。彼らは俺たちみんなが大好きだし、今でも憧れの存在なんだ。いい音楽はいつになっても色褪せない。過去数年間で俺たちの趣味、方向性も少しずつ変わってきたけどね。最近ではJoey SturgisとかCameron Mizellの作り出すサウンドにすごく刺激を受けているね。もちろんもうちょっと激しいメタルやロック・バンドも聴き続けているよ。