INTERVIEW
CINQ ELEMENT
2012.11.28UPDATE
2012年12月号掲載
Member:Maju (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-そのシャウトはMajuさんが歌っていたんですか?
はい、私が歌っています。シャウトというかどちらかと言うと低めの声で出していましたね。
-グロウルのような感じでしょうか?
グロウルまではいかないんですが、デス・ヴォイスというイメージが近いのかな?
-去年11月には初の正式音源がリリースされていますね。PV「Destiny」を見ましたが、クオリティの高いトラックですね。この作品がスピニングとの契約に結びつくきっかけになったのではないかと思ったのですが、いかがですか?
その通りだと思います。『Destiny』を発売してすぐに声を掛けて頂いたので、この作品が契約へと繋げてくれたのではないかと感じています。
-そして、今回全国流通のスピニングと契約に至ったわけですが、リリースの話が来た際にはどんな思いでいましたか?
本当に“やったー!”という感覚でしたね。もう6年目になるんですが、まず鹿児島で活動をしているというだけで目には止まらないんですよね。尚且つ、県外でライヴをしても、そう簡単に届く所ではなかったので、“やっとだ……!”という嬉しさしかなかったです。
-バンドとしては本拠地として、鹿児島でやっているけれど、そういう部分は見せつつ活動していたということですね?
そうですね。
-そして12月5日には『Brodia』がリリースされますね。完成した今の気持ちを教えてください。
本当にCINQ ELEMENTを知らない方もかなり多いと思うので、新たなスタートという感覚を持っています。今までももちろん地道に活動をしてきたんですが、やっとスタート地点に立てたのかなという気持ちです。
-収録されている3曲はスピニングからのリリースが決まった後に制作を始めたものでしょうか?
3曲とも契約が決まった後に作った楽曲ですね。
-今まで自主などで作品を作ってきた訳ですが、今回はスピニングさんからリリースするということで、大題的なプロモーションがあるという中での曲作りは気持ち的に違うのではないかなと思います。歌詞を書かれたり、制作をする上でよりプレッシャーを感じたり、逆にやる気が出てモチベーションを高く持てるのかなと思うのですが、実際はいかがでしたか?
やっぱり全国流通ということでプレッシャーもあったんですが、自分たちの音を1番格好良く、しかもスピニングさんから出させて貰えるということなので、やっぱりやる気が涌きましたね。モチベーションもお声を掛けて頂く前よりもかなりみんな上がっています。
-制作に当たってDEADLOCKを担当したエンジニアであるFlorian Nowakを起用していますが、彼を選んだ経緯を教えてください。
『Destiny』の時の音源の反省点や改善点などがいろいろあったんですが、やっぱり今回は激しめのサウンドということに重点を置いていたので、海外のエンジニアさんにミックスをして頂いて、日本人だけど海外の音に近づけるようにしたいという思いがあったので、レーベルに相談して彼にお願いすることになりました。
-Florianのミックスもあってか、よりタイトにソリッドな格好良いサウンドになっていますが、彼との作業はスムーズに進みましたか?それとも想定する音と違うなどのやり取りがあったのでしょうか?
ミックスの作業に関しては、スムーズに思った通りの音になっていて、上がってきた音源を聴いたときには、“おぉ!”と思いました。
-KOH(Gt)が4月に2人目のギタリストとして加入していますが、サポートとしては、以前から一緒に活動していたのでしょうか?また、このタイミングで正式に加入となった経緯を教えて頂けますか?
1年ほどサポートとしてやってもらっていて、元々KOHは私たちのファンだったんですが、ちょうどギターを1人探していたんです。お試しではないんですが、バンド経験などもそこまでなかったので、CINQ ELEMENTの色に合うかを見定めるためにサポートとして加入してもらっていたんです。彼は私たちにない新たな要素を持っていて、今までにないCINQ ELEMENTになるのではないかと思って今回の契約と同時に加入してもらうことになりました。
-今後アルバムを作って行く上で、ギターの振り分けとしてはSINさんがバッキングをメインで担当することになるのでしょうか?
そういう風には決めていなくて、その時その時で楽曲に合う方に弾いてもらうという形をとっていますね。