－確かにFEAR FACTORYは長年の間未来を予想していましたよね。ようやく人々の中に植え付けられてきたというのは正にその通りだと思います。さて、話は変わりますが、新しいメンバーのMatt Devries(B)とMike Heller(Dr)との関係は良好ですか？

ハハハ！みんな彼らがずっとFEAR FACTORYにいるのか聞きたがるんだ(笑)。

－(笑)。『The Industrialist』はドラム・マシーンを使用していましたよね？

そうだね。全て打ち込みだったよ。

－凄く生っぽくて良かったですよ。

それはテクノロジーが発達したおかげだね。面白いのは、今のテクノロジーは、より人間ぽく、生っぽくしようとすることに重きを置いているだろ。今は選択肢があって、マシーンを使って機械的にするか、人間を使って生っぽくするかっていう選択ができる。それで人間を選択したとする。人間は完璧じゃないからミスを犯す。でもミスを犯そうと思ってミスをするわけじゃないだろ？今は機械も限りなく人間に近付いているから、そんな風に完璧じゃない人間ぽさを出すことも出来るんだ。でも機械は人間っぽくするというプログラムをするわけだから、例えミスを犯したとしてもそれは予定の中でのエラーってことなんだ。プログラムの中でのね。でも人間ってそうじゃないだろ。全く予定していない偶然の中でミスをするわけだから。その違いが面白いよね。

－なるほど確かに。とても興味深いお話をありがとうございます。最後にファンへメッセージをお願いします。

今夜のライヴはとても楽しみにしているよ。世界中でプレイ出来るのは嬉しいことだけど、世界の中には聖戦という名のもとに紛争をしている地域もあってナーバスになることもあるんだけど…。今日はそんな心配もしなくていいから嬉しいよ(笑)。