INTERVIEW
Dolls realize
2012.04.13UPDATE
2012年04月号掲載
Member:YAG (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-ミクスチャー全盛時代の空気を感じさせてくれる点もDolls realizeの特徴の1つではないかと思います。その時代のロック・シーンが最もあなたがたに影響を与えたのでしょうか?
それは間違いないと思います。90年代後半の洋楽にはかなり影響を受けてますね。
-メンバーそれぞれみんな影響を受けてるんですか?
特に俺とギターのK-TAIはすごい好きですね。みんなも好きだし後押ししてくれる感じです。
-ちなみにこのバンド、このアルバムは外せないってものはありますか?
うわ、難しいな!やっぱりLIMP BIZKIT聴きながら高校通ってましたし、LIMPはめちゃくちゃ好きですね。-アルバムで言うと?
1stの『Three Dollar Bill, Yall$』 かな。
-1stが好きっていうと根っからのラウド・フリークって感じがしますね。
あの荒々しい感じが好きですね。
-僕は2nd出たときショック受けましたね。音が尖ってなくてまるっこいなーって......後からは好きになりましたが。
1stは息遣いまで聴こえてましたからね。
-話は戻りますが、Track.6「W.O.R.D」を始め、ヴォーカル・スタイルに前作より幅広さを感じました。クリーン・パートが特徴的だったり、パッと聴いたところ英詞に聴こえる日本語詞の曲があったりとか。
滑舌が悪いだけですよ(笑)。
-いやいやいや(笑)日本語を日本語と聴かせない、ダサく感じさせないというのはYAG君の武器だと思いますよ。
武器とは思ってないですけど、人から帰国子女みたいな話し方するねって言われることはありますね。そんなことなくてずっと日本に住んでるから単なる癖ではあるけどだと思うので、武器だとは意識したことはないですね。
-英語詞は上手いのに日本語詞や日本語ラップにするとダサくなるバンドって多くないですか?
日本語って洋楽嗜好のサウンドにちょっと合わないというか、響きが悪いっていうのは少しあるかもしれませんね。
-言葉の置き方とかも意識したりはしますか?
あんまり考えてないですね。ただ半分無意識ですけど、イントネーションが違うものでも響きを優先したりしていることはあります。だから生まれも関東なのに方言みたいな喋り方をするみたいで、"どこ出身?"って言われることもありますね。その時の自分の身体のリズムのまま言葉が出ちゃうっていう癖ですね(笑)。
-スクリーム・パートとクリーン・パートのバランスは考えましたか?
"クソッタレ"って綺麗な声で言うヤツはいないだろうから、"クソッタレ"って時にはスクリームするし、でも、"こうでいいのかな?"とか、悩んでたり優しい気持ちの時はそのままナチュラルな声が歌ってるかなと思います。
-Track.8「SMELL OF BLOOD」などはすでにライヴで披露している曲ですよね?他にライヴで披露している曲はありますか?
「BREAK IT DOWN」、「LEAVING FROM CYBER SLUM」、「Whore & Dreamer」辺りは最近やり始めてますね。実は「BREAK IT DOWN」の歌詞などは全然違いますが2年前ぐらいに原型を出してるんですよ。
-PVは「DISROOTING」で制作されたのでしょうか?トレーラーを見させていただいたのですが、全容は分からない作りでしたのでどのようなものになったのかを教えていただけますか?
いや、PVは「LEAVING FROM CYBER SLUM」で作ってます。「DISROOTING」はトレーラーだけで使ってるんです。
-「LEAVING FROM CYBER SLUM」のPVはどのようなものになるのか教えていただけますか?
もう完成間近なんですけど、フルCGで"これがCYBER SLUMだ!"っていうのを表現出来たかなと思います。グリーンバックで録ったんですけど、初めてだったので変な感じでしたね。