INTERVIEW
ICON FOR HIRE
2011.12.05UPDATE
2011年12月号掲載
Member:Ariel(Vo)
Interviewer:ムラオカ Translator : Yuga
-初めてのインタビューですのでまずは自己紹介をお願いします。
初めまして。私はAriel、ICON FOR HIREでシンガーと歌詞を書いてるわ。楽しいパートよ。他のメンバーはドラムのAdam、ギターのShawn、ベースのJosh。4年間バンドをやっているけれど、みんなとこれまで過ごした時間の1秒1秒が大好きよ。
-3人はICON FOR HIREを結成する以前はミュージシャン活動を行っていましたか?
もし活動していましたら、詳しく教えてください。
ShawnとAdamと私は、ICON FOR HIREをさっぱり何がなんだか分からない状態で始めたわ。私たちはみんな音楽に情熱を持っていたし、人生をかけてやりたいことだって分かっていたけれど、誰もバンドをやっていたことはなかったの。だからいろいろなことを自分たちで手探りで考え出さなきゃいけなかったし、たくさん間違いも犯したわ。でもそのおかげでゼロから、1人ずつファンを増やしていって、有機的に成長することができたの。音楽への愛や情熱以外何も持たずに始めたということが、一生懸命頑張るということを教えてくれたし、私たちの得ているインパクトの価値を正しく理解することができる理由だと思うわ。
-2年間空白であったベーシストの座につい最近Josh Kincheloeが加入しましたね。彼が加入した経緯を教えてください。またなぜ2年もの間、ベーシストの座は空席だったのでしょうか?
最初はベーシストがいなかったから、ライヴではいつも違う友達が入ってくれていたわ。1人だけ長期のベーシストがいたんだけれど、結局アルバムのレコーディングの数ヶ月前に彼とは別れることになったの。レコーディングが終わってからJoshが入ったんだけど、彼はそれ以来素晴らしくフィットしているわ。
-あなたがたは07年のデビューからわずか1年で1st EPをリリースしましたね。デビューからEPリリースまで短期間でしたが、結成当初より、かなり精力的に活動していたのでしょうか?
そうよ、かなりね。バンドが私たちの全てになったわ。ウィークデイはフルタイムで働いて。週末に2、3個のショウをやっていた時のことを覚えているわ。楽器や会場までのガソリン代のために日中ずっと働かなければならなかったの。でも週末がきたら、全てが音楽一色だったわ。だからいつかフルタイムでツアーができる日がくればいいのに、といつも夢見ていたのよ。そして今私たちのやっていることがまさにその通りだから、すごく興奮しているわ。
-Arielはショッキング・ピンクのヘア・スタイルとゴスパンク・ファッションが非常に個性的ですよね?ファッションに対するポリシーを教えてください。
ウフフ、ファッションのポリシーと言って良いのか分からないけれど、でもそうね、私は面白い服装やスタイルを作り出して、それをステージで披露することが大好きよ。私は自分で着るものを全てデザインして縫うの。他の誰も持っていないものを作るって、とっても楽しいのよ。実は最近、Custom Catastrophesという自分のクロージング・ラインを立ち上げたのよ。ファンのみんなが私の服についてたくさん聞いてくるからね。ショウの時、物販のテーブルにミシンを持って来て、ファンのためにチュチュを縫ってあげることが好きなの。素晴らしいことだわ。
-またお気に入りのブランドがありましたら教えてください。
特にお気に入りのブランドはないけれど、ピンクとかの明るくてガーリーな要素を、もっとハードで予想外のものとミックスするのが好きよ。私の服は大量の安全ピンで覆われているから、空港でセキュリティを通過するときは本当に悪夢よ(笑)!
-日本の渋谷や原宿のブランドやショップがお気に入りの欧米のセレブやアーティストは非常に多いのですが、あなたは渋谷や原宿には興味がありますか?また日本のファッション・シーンについて知っていることがありましたら教えてください。
実は日本のファッション・シーンにとてもインスパイアされたわ。道行く女の子が着ているものすごくクリエイティヴな服の写真をたくさん見たわ。ファッションってそうあるべきなのよ!誰もドレスアップすることに理由や言い訳がいらないというのは素晴らしいことよ。彼女たちはみんな芸術を身にまとって自分を表現しているの。そのカオティックな美しさが大好きだし、私たちが日本に行くときは(すぐに行きたいわ!)、いろんなお店にいったり、私たちのリスナーとデザインの秘訣を交換したりしなきゃ!
-自主でEPを2枚リリースした後、Tooth & Nail Recordsと契約しましたね。契約に至った経緯を教えてください。
私たちがバンドを契約時の地点まで引っ張ってくるために注いだ努力を彼らに気付いてもらえてね。それってすごく良い気持ちだったわ。誰かが私たちの才能を信じて付いて来てくれるっていうこともね。彼らのサポートなしでは、アルバムやミュージック・ビデオはおろか、多くの人は私たちの存在すら知らなかったでしょう。だから私たちのビジョンを信じてくれるレーベルにはとても感謝しているわ。