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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

ICON FOR HIRE

2011.12.05UPDATE

2011年12月号掲載

ICON FOR HIRE

Member:Ariel(Vo)

Interviewer:ムラオカ  Translator : Yuga

-そして目出度くTooth & Nail Recordsから1stアルバム『Scripted』をリリースしましたね。おめでとうございます。本国などではすでにリリースされてから2ヶ月以上経っていますが、リスナーの評判はいかがですか?

私たちの音楽を聴いているみんなから聞く勇気づけられる話はすごく素敵よ!このアルバムを書いた一番の理由は、人をインスパイアして、辛いことを乗り越えたり、人生を変えたりしてもらいたかったからなの。だからそういったことが実際に起きていると聞くと、とても嬉しいわ。私たちが何故ミュージシャンになりたかったかを思い出させてくれるの。

-日本においてすでに国内盤がリリースされる前から輸入盤が勢い良く売れているようですが、そのことはご存知ですか?

それって素晴らしいことだわ!あなたが想像する以上に、私たちを興奮させることよ。そのことについては少しだけ耳にしたことがあるけれど、それを激ロックから直接聞くことができてとても嬉しいわ。日本で国内盤がリリースされるのが待ちきれないの。日本でファン・ベースを築くことができるかもしれないからね。

-初のフル・アルバム制作でしたが、制作は順調に進みましたか?

最初のフル・アルバム制作だったから、何が起こるか想像できなかったわ。1日10時間もスタジオにいて、才能溢れるプロデューサーと仕事をするなんて、本当にとんでもないことだったわ。そういった制作の場面はとても楽しめたんだけれど、もちろんストレスもあった。どうやって乗り越えてよいのか分からない時とかね。でも幸運なことに、最終的には全てが大丈夫になったんだけれど。

-Aaron Sprinkleと Rob Hawkinsの2人がプロデュースを手掛けているとのことですが、これは曲によってどちらか1人がプロデュースしているのでしょうか?或いはAaronとRobの2人がコンビを組んでタッグでプロデュースをしたのでしょうか?

私たちは最初にRobと、5曲を仕上げたわ。その数ヶ月後、今度はAaronと共にスタジオでもう5曲を終わらせたの。彼らは両方とも一緒に仕事をするのに最高のプロデューサーだったし、完成した音楽にとても満足しているわ。

-ヴォーカル・メロディに強力なフックがあって非常にキャッチーですね?このフックのあるメロディは一体どこから生まれるのでしょうか?

何か特別な秘密があるとは思わないわ。ただ私たちは本当にたくさんの曲を書いて、その中から気に入ったものを選ぶの。私はピアノで曲を書くのが好きで、良いメロディを探すのにつまずいた時は、何かいいものができる適当なキーを弾いてみたりするわ。大体は、ドライヴ中とかにメロディを考えるの。そしてそれを私の携帯電話に即座に録音するわ。家に帰るまで待っていたんじゃ、忘れちゃうからね!

-矢継ぎ早に繰り出される弾丸のような早口ヴォーカルが時にPARAMOREの Hayley Williamsを思わせるのですが、彼女と比較されることはありますか?

そんなによく比較されたりはしないけれども、確かに私たちはPARAMOREを思い出させると言われたことはあるわ。彼女たちには尊敬以外のものを何も持っていないけれど、でも彼女たちの音楽を聴いたことがないから、どう似ているのかちょっと分からないの。女性ヴォーカルがいるからって、私たちのことを“第2のPARAMORE”なんて呼ぶ人がいると少し嫌な気持ちになるわ。誰にでもチャンスはあるはずなのに。そうでしょう?だから私がこの音楽業界の中で女性という立場にいることによって、他の女性が立ち上がって参加してくれるよう背中を押せたらいいなと思うの。男性優位の業界でなくなっていいはずなんだけれど、私たちのようなバンドがPARAMOREやEVANESCENCEの影という立場以上の存在になれないのならば、仕方ないことだとも言えるわよね。

-PVを観させていただきましたが、あなたはステージングも非常にアグレッシヴですね。ライヴを行う際に心がけていることを教えてください。

私たちはライヴで演奏することが大好きで、それってバンドをやっていることで一番良いところだわ。観客をみんな一緒に音楽に引き込んで、私たちのハートやパッションを毎晩ステージでぶちまける……まるで魔法みたいよ。私たちは持っている全てのエネルギーをライヴに注ぎ込んで、できるだけたくさんインパクトを与えるようにしているわ。私たちは観客のみんなの人生にインパクトを与える為に30分ほどの時間しかないのよ。だから印象を少しでも残すために全力を尽くすの。ショウが終わった時、インスパイアされて、生きてるって実感しながら、世界の頂点にいるような気持ちで帰って欲しいからね。

-音楽性についてですが、パンクロックとラウドロック、エモ、そしてエレクトロを縦横無尽に行き来する、ひとつのジャンルに縛られないものですね?非常に個性的だと思いました。メンバー皆さんはどういった音楽を聴いて育ってきたのでしょうか?

それはメンバーそれぞれによって違うわ!だから1つのジャンルには絞れないの。私はLINKIN PARKやRAGE AGAINST THE MACHINEの大ファンで、他にもDESSAなどのインディ・ヒップホップが好きよ。AdamはPANTERAとかいろいろなメタルが好きで、ShawnはLADY GAGAやBLACK EYED PEASが好きなの。Joshは私が聴いたこともないような変な音楽を聴いているわ。