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INTERVIEW

THE TRUST BLAST

2011.11.04UPDATE

2011年11月号掲載

THE TRUST BLAST

Member:五明 康典(Vo)  茶野 淳也(Gt)  井手 拓也(Ba)

Interviewer:TETU★KID

-2010年4月にベーシストの渡辺氏が他界され、バンドは一年間の活動休止を余儀なくされましたね。この1年は五明さんと茶野さんにとってどんな期間でしたか?

五明:やっぱりずっと悩んでましたし、もう一度やるってことにすごく勇気がいりましたし、色々考えたんですけど、音源は録ってあったので世に非常に出したいという気持ちが段々と強くなって、やろうという風に至ったんですけど。苦悩の1年間だったということは間違いないですね。

茶野:俺も本当に同じような考えで、ずーと少しずつ話し合って少しずつやっていこうかって感じの話になって。時間は掛ったんですけどやっと踏ん切りが付いて、曲も作っていきたいとは聞いてたので、それじゃあやろうかってしっかり決めてドラムの準基にも話してベースを探してって感じですね。

-今は渡辺さんの死をどのように受け止められていますか?

五明:あまり気にし過ぎてもしょうがないって思う一面もありますけど、もちろんずっと忘れることはないですからね。胸の何処かにはありますからね。でも活動していく上でそんなに引きずりたくはないなっていう所は今はありますね。あんまりその、例えば渡辺のためにとかじゃなくてあくまで僕らがやっぱりバンドをやりたいからやっていくんだっていう意識の方を大切にしたいなってのはありますね。後ろを向いててもしょうがないと思うので。

茶野:俺らがずっと下向いてやってても死んだあいつに申し訳ないってのもあるし、でも やっぱ結局やっていくのは自分達の意思なのでそれをしっかり貫き通したいなと思いますね。

-1年の充電期間を経て遂にミニ・アルバムの発売を迎えましたね。敢えて録り直しせずに当時の音源をそのままでのリリースになりますが、これはなぜでしょうか?

五明:元々あんまり録り直すって考え方は無かったというのが正直な所ですね。あのままの形で出したいというのもありますので。

-いまリリースを目の前に迎えての心境を教えてください。

五明:4年ぶりなので・・・前に出したのが2007年で4年空いてしまって。リリースするにあたって色々忘れちちゃってることとかもあってバタバタしてたりして。

茶野:本当にもうなんか手際が悪い(笑)。

五明:でもなんかすごくリリースを迎える前で忙しくなってきて、バンドやってる感じが あって今はすごく良いですね。スケジュールとかもいっぱい決まっててテンション自体もすごく上がってます。

-新ベーシストとして井出 拓也氏を迎えましたね。他のメンバーさんより少しお若いですね。彼を選んだ理由を教えてもらえますでしょうか?

茶野:先輩の紹介で入ったんですけど、初めてスタジオ入った時に結構どっしり弾いてくれていて。本当は何人か候補が居たんですけど、やっぱり彼が一番やっていって安定もしてそうだし、気構えが良かったのでっていうのはありますね。

五明:一番嬉しかったのは、一番最初に合わせた時に忠実にやってきてくれたことですね。何人か一緒にスタジオに入ってみたんですけど、いきなり初めからアレンジしてきたりする人とか…。でもそうじゃなくて、徐々に色を出していこうということで、一番初めに基本的なことをしっかりやってきてくれる人っていうのが僕はすごく嬉しかったですね。それで結構しっかり弾けてたので。人間性に惹かれましたね。

井手:なんか照れますね(笑)。

茶野:嘘だぞ。

一同:(爆笑)

五明:でまかせだぞ。

一同:(爆笑)

-分かりました。井手さん自身は如何ですか?

井手:最初はすごいプレッシャーあったし、ちょっと見た目も怖いかなって最初に思って。

茶野:でもキュートだよね(笑)。

井手:でも徐々に慣れてきて、色々初めてなことばっかりだし分からないことばっかりな んですけど、色々教えてくれたりしてすごくやり易いし楽しいです。

-THE TRUST BLASTの楽曲制作の方法を教えてもらえますか?

五明:殆ど頭の中で作ってます。構成とか考えて、大体8割ぐらいできたら持っていくって感じで。昔は、フレーズというかこういうサビが出来たからそれでみんなで仕上げていかないかってこともあったんですけど。なんか徐々に物事をアルバム単位で考えるようになっていって。前は一曲単位で物事を考えてて出来た物の配置とかを決めてアルバムにしようって感じだったんですけど、前の作品のツアーが終わってからアルバム単位で良い物が作れたらなとか流れが良い物を作れたらなと思って。それにはやっぱり決めていかなきゃいけないことがあるなって思って。それで殆ど頭の中で決めた状態で持って行ってそれに沿って作って行くって手段を取るようになりましたね。