INTERVIEW
FUNERAL FOR A FRIEND
2011.11.09UPDATE
Member:Matt Davies(Vo) Ryan Richards(Dr)
Interviewer:MAY-E
-そうですね。そして今回の来日は、震災以降初めての日本公演となる訳ですが……
M:ニュースを聞いて、大きなショックを受けたよ。幸い日本にいる知り合いには何事もなくてほっとしたんだけど、こうやって僕らが日本でライヴが出来るというのは、日本がちゃんと復興してきているという証拠だと思うんだ。日本に戻ってくることが出来ただけでも、とても嬉しく思うよ。
R:バンドや個人によって考え方が違うんだろうけど、日本が危険だから来日しないなんていう考えは僕らにはなかったよ。車や飛行機に乗っていても、どこで事故に遭うか分からない。危険なんて、何処にでもあるんだ。そして、危険があっても生きていかなくてはならない。震災から復興しようとしている日本人の思いや行動に、僕らは敬意を抱いているよ。こうやって僕らが日本にきてライヴをするということは、敬意を示す方法のひとつなんだろうと思っている。
-ありがとうございます。
では話題を変えて。前回のインタビューでMattは最近の音楽はまったく聴かないと言っていましたが……
M:うん、最近のものは全く聞かないね。たまに周りのひとがすすめてくるものを聞いたりすることもあるけれど、それくらいさ。
-最近の音楽シーンには、ロック・バンドの中にもエレクトロなどのダンス・ミュージックの要素を取り入れたバンドがとても多いですが、そういうシーンの傾向をどう感じていますか?
R:僕はダンスが得意じゃないからなぁ(笑)。
M:僕がダンスするとプレスからとても評判の悪い記事を書かれかねないから、僕もダンスはあまり好きじゃない(笑)。まぁ実際のところ、エレクトロを取り入れるロック・バンドにも2通りあって、ひとつは流行りでエレクトロを取り入れているバンドと、もうひとつは自分たちの方向性を追求した結果エレクトロを取り入れている、技術のあるバンドだ。
-そうですね。イギリスの人ってクラブで遊んでいるイメージがあるんですけど、お2人はそんなことなかったんですか?
R:うん、僕はやっぱりクラブよりはライヴだね。
M:僕もツアー中はバスの中かホテルの中にずっといるなぁ。家に帰れる時は家に帰るけど。
R:僕はDJもやっているんだけど、ダンス・ミュージックはウケ狙いの程度にかけて、基本はメタルなんかのロックをかけているよ
-へぇ。海外のDJシーンではロックDJなんてほとんどいないと聞いたことがあるんですが、Ryanはとても珍しいのでは?。
R:その通り。ロックのDJなんてほとんどいないよ。好きな音楽をかけるとなると、僕の場合どうしてもロックとメタルになるんだよね。