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INTERVIEW

knotlamp

2011.09.12UPDATE

knotlamp

Member:KEIT(Vo&Gt)

Interviewer:TETU★KID

-そうなんですか!?それは知らなかったです。

みんなやっぱりMAHIROが加入して一緒に作ったと思うんですかね。全然そんなことなくて、全部ギターは俺が弾いていてレコーディングもアレンジも自分でやりました。

-なるほど。『Bridges We’ve Dreamed』を完成させた今の心境を聞かせて下さい。

タイトルの『Bridges We’ve Dreamed』は“僕らが夢見た掛け橋”という意味なんですけど、今作では打ち込みの曲であったり今までのバンド・サウンドのみというこだわりを持ってやってきたところにデジタル色のテイストも少し入れたんです。これをきっかけに新しい所に向かいたいなって気持ちがあるんですよね。今まででは考えられない形なんですけど、かといってこのアルバムで今までのknotlampと全然違う場所に行ったかというとそうではないと思っているし、でも後々振り返った時にこのアルバムが分岐点になったんだなと思えるアルバムになったような気がするんです。これを掛け橋にして、その掛け橋を渡り歩いて次のアルバムで辿り着いた場所が多分俺たちのオリジナリティの深い場所なのか、クオリティの高い場所なのかっていう夢見ている場所に行くための道標になるんじゃないかなと思ってます。

-打ち込みにはビックリしました!ビックリしつつもまた新しいknotlampの新境地が見えて良かったです。次に曲に関して詳しく聞きたいのですが、まず1曲目「Blaze drops」ですが、疾走感溢れる曲で、KEITさんのヴォーカルも非常に伸び伸びとしていて、聴いたときに今から新しい世界が目の前に広がっていく、曲を聴いてそんなイメージが沸きました。この楽曲はどのように生まれたのでしょうか?

去年のアルバムを延期した時、予備軍でAメロだけはあったんですよ。今年に入ってBメロとサビを作ってワンコーラスにしたんですが、あまり気に入らなかったんですよ。それである日、やっぱりAメロだけは使いたいということで何回もAメロを聴いていたら勝手にBメロが出てきてサビもああいう感じに流れていきました。それにイントロ、ギター・ソロを付けてという風にシングル的な王道的な感じの曲にしたくてそういった流れの中で組み立てて行った曲です。4月5月ぐらいに出来たのかな、Aメロをきっかけに出来た曲です。

-このサビで入るコーラスだったり、絶妙なタイミングでコーラスが入りますね。コーラスに関しては基本的にメンバー全員で決めてるんですか?

いや、全部僕です!作詞、作曲、ギター、バッキング全部ですね。ドラムとベース以外は全部僕が作ってると考えてもらえれば(笑)。

-なるほど(笑)。「Blaze drops」のPVも拝見しました。CGとメンバーが見事に融合していて、楽曲の世界観がより一層伝わってきました。このPVのアイディアはどこから生まれたのでしょうか?

どこから出たかというよりは、まずは自然と今までに無いものをというところから始まって、逆算というか今までやったことを塗り潰していった結果、次はやったことのないCGを混ぜてというように自然な感じだったのでどこからというよりは、流れ出てきたという感覚ですね。

-実際に撮影された際のエピソード、思い出深い出来事があれば教えて下さい。

CGなので緑のシートを背景でひたすらただやっているだけということで、何回もやるんですけど、今までのPVというのは普通にロケ地に行ってそのまま使われる場所でやってたのでそう言われると飽きが早かったですね(笑)。

-逆に完成したものを見た時はすごいと思ったんじゃないですか?

“おぉー!”って思いましたね。感動はでかかったですね。

-分かりました。続いて2曲目「Holy moments」、こちらはマイナーなコード進行が印象的で、さらにサビでのヴォーカルが特に切ない印象を受けました。「Blaze drops」のような勢いだけでなく途中でダンスビートが入ったりなど……この曲はどういった経緯で完成したのか教えて頂けますか?

やっぱり四つ打ちのダンスビートというものを、バンド・サウンドでどうしてもやりたかったんです。あとはKLAXONSというバンドが最近すごく好きで、その影響というのもあります。

-なるほど。knotlampとKLAXONSというのは面白いですね!他にレコーディングの際に聴いていたバンドはありますか?

いや、レコーディングの時はあんまり音楽は聴かないですね。聴くとしたら坂本龍一さんとか癒しな感じのものを寝る前に聴くぐらいですね。12時間ぐらい平気で爆音聴いてるので“もう聴きたくない”ってレコーディング中にはなりますね。

-3曲目「Oblivion color」は日本歌詞の曲ですね。KEITさんの日本語詞はアルバムの中でとても新鮮に響きました。日本歌詞を入れた意図があれば教えてください。

やっぱり英語だけになるのはknotlampは違うなって思っていて、プラス震災の時に書いた曲なんです。なので分かり易く伝えたかったというか、誰にでも伝わり易く誰にでも届き易いのは英語よりも日本語だと思っていて、そういう意味でみんなに届けたいなという意思を持って書いた曲ですね。