INTERVIEW
I THE BREATHER
2011.09.07UPDATE
2011年09月号掲載
Member:Morgan Wright(Dr)
Interviewer:米沢 彰 Translator : Yuga
-はじめまして。日本デビュ-おめでとうございます。あなた方の作品が遠く離れた日本でリリ-スされる感想はいかがですか?
ありがとう!日本でのリリ-スは僕たちにとってとても意味があることだよ。将来僕たちの日本ツア-への扉を開いてくれるはずだよ。他の国で僕たちの音楽を聴いてもらえる機会にとても興奮しているんだ。聴いてくれる人を増やしたり、僕たちの日本のファンと遂につながることができるからね。
-今回がデビュ-となりますので、これまでの活動や結成の経緯について簡単に教えて頂けますか?
僕たちは2009年の秋に結成したんだ。I THE BREATHERは、ギターのJusting Huffmanと僕がうちの地下室でジャムってたところから始まったんだけど、それが気付いたらこんなに大きくなっていたんだよね。その冬にSumerian Recordsと契約して、すぐに『These Are My Sins』をレコ-ディングするためにスタジオ入りしたんだ。その夏には最初のアメリカ・ツア-(Scream The Prayer)に出て、それからはずっと僕たちのデビュー・アルバムのサポ-トとしてツア-を続けているよ。
-本作『These Are My Sins』は既に昨年末に本国でリリ-スされていますが、周囲の反応などはいかがでしたか?
そう、去年の12月にリリ-スしたんだ。周りの反応は素晴らしいよ!このアルバムと一緒にここまで大きくなれたことがすごく嬉しいんだ。オーディエンスのライヴの参加度が格段に上がったしね。ショウに来るキッズのみんなは僕たちの歌詞に合わせて叫ぶんだ。僕たちのファンは最高だよ。みんなに感謝の気持ちでいっぱいなんだ。他にもこのアルバムは僕たちを数々の素晴らしいツア-に出させてくれもしたし、そういう意味ですごく上手くいってるしとても感謝しているよ。
-『These Are My Sins』を聴いて、その重く鋭いサウンドとテクニカルで叙情的な音楽性からAUGUST BURNS REDを始めとしたクリスチャン・メタルコアの影響を強く感じました。これまでにどういった音楽に影響を受けてきましたか?
メンバ-それぞれが違った音楽から影響を受けて僕たちの曲調を作り出しているんだ。個人的に僕はBLINK 182の大ファンで、Travis Barkerのドラミングからとても影響を受けたと思う。JustinはDREAM THEATERやPERIPHERYが大好きでそれらのギタリストからたくさん学んでいるよ。僕たち全体としては、AS I LAY DYINGやAUGUST BURNS RED、BORN OF OSIRIS、MESHUGGAHなど僕たちが大好きで尊敬してるバンドから一番強く影響を受けているのかもしれないね。
-今のメタルコア・シ-ンにおいて流行っているエレクトロな要素は皆無ですね。無骨で生々しいサウンドからはあなた方のこだわりを感じます。あなた方のサウンド・スタイルの信念を教えて下さい。
僕たちは自分のやりたい音楽を作っているだけだよ。あとはそれによって他のみんなも自分の好きなことをやれるように影響できればいいと思っているけれどね。僕たちの作曲能力を出し惜しみする必要性を感じないから、ニセモノの音楽をわざわざ作ろうとする気にもならないんだ。ただ楽しく、そして僕たちの音楽作りをエンジョイできればいいと思っているんだよ。
-『These Are My Sins』のアートワークには何か宗教めいたものを感じさせる幾何学的な図形がフィーチャーされていますが、このアートワークが意味するところはどういったものなのでしょうか?
『These Are My Sins』のアートワークは、真ん中に古いコンパスがあるんだ。これは人生の中で自分の道を見つけるということを表現している。みんな罪を犯してしまうし、浮き沈みも経験するけれど、それでもまっすぐ前を向いて自分を見つける努力をするべきなんだよ。
-重く力強いドラム・ワークを中心としたイントロを持つ「Forgiven」から作品はスタ-トしますが、サビのギター・ワークを中心に叙情性と重厚さが上手く同居していて1曲目から非常に印象的なトラックだと感じました。このトラックに限らず、複雑なリズムや展開が多いですが、どのように曲作りを進めているのでしょうか?
僕たちの制作過程はとてもシンプルだよ。ギタリストのJustinと僕はGuitarProというソフトを使っているんだ。彼が曲のベ-スを思いついたら、僕がそれを批評しながらドラムを追加するんだ。とても便利な方法で早いよ。Justinがかっこいいリフを思いついたときはいつでも僕に聴かせてくれて、そこから全てが始まるんだ。制作過程ですごく好きな部分だよ。そして曲ができあがったら、バンドみんなで練習してジャムするんだ。