－アルバムとしては初めてですけど、曲単位ではリミックスはそれぞれ作ったことがあったのでしょうか？

S：基本的には、メンバーが曲を持ってきて、それをリミックスみたいな形で編曲し直して、その状態で、一回みんなでやってみて、そこからまたああだこうだで加えていくっていう作り方をしてたんで、リミックス作業的なものは、やってましたね。

T：バンドでやる曲に対しては、5人の意見が合わさったリミックスなんですけど、今回は1アーティストとしてSuckだったら、Suckのみで突っ走ったっていうだけの違いですよね。

－最後にMayさん。

May：すみません、私もアッパーなつもりだったんですけど、残念（笑）！……なんでですかね、やっぱり根暗…（笑）。「YOU LOVE ME」とかも凄い明るくて凄い好きな曲なんですけど、結果的にやっていったらちょっと落ち着いた感じになってしまいました（笑）。

S：SoundWitchが一番認めているのは、根暗だということで（笑）。

T：5人で集まったらちょっとアッパーなぐらいかもしれないですけど。個人個人は根暗ですね。

－マイナスとマイナスを足すとプラスになるみたいな感じ？

T：そうそう。

－次は『GROTESCA』のリミックスをリリースするというアイデアはいかがですか？

T：ほんとに上手くいって良いのが出来たら。多分曲を遂行する作業は、ずっと続けていくと思うので、その中で何かどうしても発表したいものがあったら、発表させていただくと思うし、そうでなければ、容赦なく、発表しない……（笑）。

－半分冗談ですけど、例えば2枚組にしてダーク・サイドとライト・サイドにして、もっとダークなものとアッパーなものと2枚作るというのはいかがですか？

T：面白そう。

S：間違いなく、3人はダークな方に（笑）。

－アッパーなトラックは外部の人に任せるみたいな（笑）。

T：それ良いかも（笑）。

－『WICCAHOLIX』のリリースにあたって、スペシャルな企画などは考えていますか？

T：そうですね、まだ全然未定なんですけれども、1stをリリースした時に、ツアーの終盤で、“暗黒ディスコVol.1”っていう自主企画のイベントをやったんですけども、また『GROTESCA』のリリースと『WICCAHOLIX』のリリースで一つの区切りとして、年末ぐらいに、あんま言い切らないでおきますけど（笑）、やろうかなっていうのは考えてますね。

－そのVol.1 というのは、実際にどんな内容だったんですか？

T：その時は、私たち割とゴシックなイメージの方が前面に出ていて強かったんですけど、フロアでもビートにあわせてダンスもして欲しいなっていう願望があったんですね。そんな中で自主企画として、結構ジャンルは色々だったんですけど、ダンス・ユニットの方に出ていただいたりとか。あとは、デジタル・ビートのバンドや、ギター・ロックのバンドさんにも出て頂いて、トータルで、すごくダークで暗黒で秘密クラブ的なディスコのイメージで企画をまとめたいなっていうのがあったんで……。メンバーも慣れないDJをしたりという感じの内容のイベントだったんです。

－次のオリジナル・アルバムのリリースというのは？

T：それはもう、絶対言ったら駄目（笑）。公言しちゃ駄目。

－曲作りというのは？

T：それはアルバムに向けてとは考えてはないんですけども、並行でやっています。それよりも、海外も含め、今まで行ったことのない場所に行きたいですね。日本でも、今回“KISS ME KILL ME Tour”で西から回って来たんですが、他にも今まで行ったことのない地方を回って、来年辺りに、日本以外の国にも行ってみたいなっていうことに主軸を置いてます。その中で得たものを3rdアルバムには還元させたいかなって思ってます。

－最後にメッセージをお願い致します。

T：私たちの1stのアルバムの曲を知って下さっている方には、新鮮でトリッキーで斬新な内容になっていると思います。そういう意味でも楽しめるアルバムですし、全く予備知識がない方でも曲としてすごく面白いものになってますんで、是非是非聴いて下さい。宜しくお願いします。

May：リミックス・アルバムは、凄い楽しめる内容になっていると思います。それ以外にも “KISS ME KILL ME Tour”などライヴをいっぱいやってきて、どんどんステージにもそれがプラスされて、いい感じになってると思いますので是非沢山の人にSoundWitchのライヴを観に来て楽しんで頂きたいです。お願いします。

Mat：リミックス・アルバムって、その元になってる曲を聴いて、こうアレンジしたっていう聴き方もあると思うんですけども、逆にリミックスを聴いて、原曲ってどんな感じなんやろうっていう楽しみ方もあると思うんで、そういうのもちょっと面白いかなと思います。僕はまだ加入して僅かなんですけれども、これからもアグレッシヴに活動していけるように頑張りますので、宜しくお願い致します。

D：このバンドの形態だからこそ、こういったリミックス・アルバムが出来たと思うんで、そういった意味でも、リミックスというSoundWitchの一つの表現方法をまた楽しんでもらえたらなと思います。そして、それがきっかけで、『WICCAHOLIC』も聴いて頂いて、それと比べてみるのもありだと思うんで是非楽しんで下さい。

S：もうなんにも言わずに、どっちも楽しめると思うんで、CD聴いてもらって、ライヴに来てもらって、そうしたらSoundWitchっていうバンドを好きになってくれると思うんで。是非ライヴでお会いしましょう！！