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INTERVIEW

SoundWitch

2011.06.01UPDATE

2011年06月号掲載

SoundWitch

Member:Twin(Vo) May(Gt) Drug-on(Gt) Sack(Dr) Matsubai(Ba)

Interviewer:ムラオカ

-時間軸でいうと『GROTESCA』が出来る前にもう既に出来ていたっていうものもあったり?

T:収録されている曲は無いんですけど、リミックス自体は『GROTESCA』と並行してやっていたアウトテイクのものや違うヴァージョンのものなどはあったりします。例えば、今、SoundCloudっていうサイトで発表している『AND NOW I KNOW, ALRIGHT -CARNIVAL MIX-』っていう別ヴァージョンがあるんですよ。これは『GROTESCA』の収録時に並行して作ってました。ただこのアルバムに収録してるものに関しては、『GROTESCA』の発売後ですね。

-リミックス・トラックスのみでフル・アルバムを作るとは凄く贅沢ですね。

T:気が付いたら贅沢に(笑)。

May:17曲になっててびっくりしましたね。

Drug-on (以下D):曲順も、1stの曲順のまま収録なので1stと比べてもらったら面白かなぁと。

T:1曲だけ2曲を組み合わせた曲があります。「FIFTH」と「YOU LOVE ME」を合わせたものが「EVE MIFF HOLY OUT」です。アナグラムになっているので文字を並び替えていただくと分かると思います。

-なるほど。

Sack(以下S):やっぱり音楽聴いて得したって思ってもらいたいんで、純粋にこのアルバムを買って得したなと思ってもらいたいんで。それで沢山の収録曲になってしまいました。

May:2ndアルバム出してから、また『WICCAHOLIC』の時と、アプローチが変わってきているんです。その変わってきている中で、『WICCAHOLIC』を振り返るとどういう風になるんだろうなというのもありましたね。

-再生させた、生まれ変わらせた感じ?

T:遊び、生まれ変わらせたみたいな(笑)?

-メンバー以外で、リミックスされてるものがいくつかありますが、それはバンド・サイドから要望を出さずに基本的にお任せしたのでしょうか?

D:丸投げです。裸のままのファイルでお渡ししました(笑)。

T:思った通りにしてくださいとお願いしました。

-それは実際に聴いてみての皆さんの感想は?

S:どれもこう来たかなんですけどね(笑)。 D:でも収録されてるアーティストの中で、大鴉のFUGA君と六合のYagi君はバンドで付き合いがあって、どういうプレイをするかっていうのは知ってたんで、ある程度はこう来るだろうなっていうのは期待していました。

T:でも、その大鴉のFUGA君と六合のYagi君がやってることを知ったのは、リリースが決まって、CDが完成してからなんです(笑)。隠されてて内緒にされてて。聴いたら、“あ、FUGA君のプレイっぽい”っていうのは分かるんですけど。他の方に関しては、全く面識もなくて、この音で初めてお会いしたっていう方ばかりなんでね。全く予想だにしなかったですね。

-もっとアッパーなリミックスが多いと思っていたらどちらかというとダウナーなものが多いと感じたのですが。

T:私が唯一手掛けてないので客観的に見れるんですが、私はみんなの根暗な部分を知ってるから(笑)、意外ではなかったです(笑)。

Mat:僕もそうですね、『WICCAHOLIC』っていうCD自体をちゃんと聴いたのも、最近なんで、その半年後ぐらいに、今こうやってリミックスっていうのが来て、多分一番メンバーの中では客観的に聴いているんですけど、良い意味で、曲を潰してくれたり、生かしてくれたりとバランスが取れてるなとは思いますね。

-制作した3人はどういうことを意識して制作したのか教えていただきたいのですが。

S:普段僕が作る曲は結構スローな曲でダウナーな感じが多いんで、今回自分のカラーを打ち破ってみようと思ってアッパーなリミックスをしようと意気込んでたんですけど、自分が選んでる曲みたら、その時点でスローでダウナーな曲だったんで、“あぁもうこれ、選曲の時点で、自分の根が出ちゃってる、人間そんな簡単に変わらないな”っていうことで、そっち方向でいこうと、自分の根でいこうと決めました(笑)。今度は、ちょっと斜めのベクトルの方向で、違うダウナーな、自分だったら普段こういうアレンジしないだろうなっていう方向のものを作れればいいかなと思ってやらせていただきました。

D:僕の場合、自分の中でイメージしやすかった曲をチョイスしてリミックスしました。結局ダウナーな感じになったのは、やっぱり結果的に根暗というか(笑)。僕的には一応その……

May:頑張るつもりだった(笑)。

D:だったんですけど。それはまぁ、結果的にそうなってしまったという(笑)。それでもやっぱりそういう作業自体が、チャレンジだったんで、すごく面白かったですね。