INTERVIEW
FUNERAL FOR A FRIEND
2011.03.02UPDATE
2011年03月号掲載
Member:Matthew Davies(Vo)
Interviewer:ムラオカ Interpreter:ジンジャー国田
-EP『The Young And Defenceless』に収録された「Serpents In Solitude」などの曲がアルバムに収録されていませんが、日本盤のボーナス・トラックに入れるというアイデアはいかがでしょうか?
可能性はあると思うよ。日本用にはいつもエキストラのものが沢山あるから、日本でのリリースが好きなんだ。
-EP『The Young And Defenceless』は日本ではデジタル限定でのリリースだったのですが、イギリスやアメリカではCDとしてリリースされているのでしょうか?
いや、プレッジ・システム(※アルバム制作に賛同するファンから寄付を募り、寄付したファンは制作のプロセスに参加でき、バンドはその資金を元にアルバム制作を行うという実験的なもの)だけだ。ヨーロッパ、日本とオーストラリアはデジタルのみで、CDも限定盤としてしかリリースされてないんだ。
-Ryan Richards(Dr)によるスクリームがEP『The Young And Defenceless』から復活していますが、彼は楽しんでスクリームしていますか?
楽しんでいるし、上達したので、そろそろ彼がまたスクリームしてもいいんじゃないかと思ったんだ。
-今作のPVはファンの出資を募って作成したとのことですが、このアイデアについて詳しく教えてください。
EPとアルバムのことだよね?どっちもプレッジ・システムというユニークなシステムで資金を集めた。ファンはそのプロセスに参加できるし、バンドは面白い動機を与える。メジャー・レーベルを通さなくても音楽を出せるかっこいい方法だよ。
-あなたがたがデビューした頃に比べ今はCDが売れない時代になりました。一人のアーティストとして思うことがありましたら教えてください。
悲しいけどデジタル革命のせいでCDは廃れてしまった。CDも12インチも大好きだけど音楽の消費方法が変わってしまって、ちょっと怖いよ。プレッジのアイデアはまたバンドやファンに力を取り戻すいい方法だと思うよ。
-スクリーモ第二世代と言われているTHE DEVIL WEARS PRADAやALESANAの活躍から触発されることはありますか?
正直言って、最近の音楽はあまり聴かないんだ。ほとんどの音楽に冷めてしまうけど、中にはいいことをやっているいいバンドがある。僕たちは自分たちの影響をうけていて、ユニークだと思えるものを出すように頑張っているんだ。
-一緒にジャパン・ツアーを行った再結成したFINCHが残念ながら再度解散してしまいました。同世代のバンドが解散してしまうことに思うことはありますか?
悲しいね。あのバンドが大好きだったし、いつも特別な思いがあった。友達のバンドが解散するのを見るのって本当に悲しいよ。
-最近気に入っている新人バンドはいますか?
LETLIVEというバンドを発見したばかりなんだ。すごくよくて、ニュー・アルバムはびっくりするくらいだよ。それからUKのバンドでSPYCATCHERのファンになったんだ。最高だよ。
-アルバムリリース後の予定を教えてください。
しばらくはツアーをするので、2011年はFFAFにとって忙しい一年になると思う。
-あなたがたは日本に何度も来ていますが、思い出に残っていることを教えてください。
観客が大好きだし、文化もユニークさも大好きだよ。日本にいる時の気持ちは他のどこでも得られない。大阪のタイムボムというレコード店は僕の一番好きなレコード店なんだ。すごくいい店だよ!
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
日本中のファンのみんなにありがとう。君たちのサポートはとても大きな意味があって、また君たちのために日本に戻るからね!