INTERVIEW
6ft.down
2010.09.07UPDATE
2010年09月号掲載
Member:NAO(Vo) TAKEO(Gt) QOO(Ba) TAICHI(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-アルバムを聴かせていただいたのですが、NIRVANA以降のグランジ・サウンドとKORN以降のモダン・ヘヴィネスの香りを強く感じました。あなたがたのルーツはそこらへんにあるのではないでしょうか?
TK:KORNは凄い好きだし、NIRVANAも聴きまくりましたし。3人で共通しているのはなに?
TI:聴いているのはバラバラな気が僕はするんですけど・・。普通に楽しんで聴いたりってなると僕はポップスなので、しかも邦楽専門なので(笑)
今名前が出ていたNIRVANAだったりKORNだったりっていうのは3人ないし、4人で車に乗っているときにかけて聴いたりしてますけどね。
-世代的にはちょうどNIRVANAやKORN世代ですか?
TK:音楽に目覚めたのはBUCK-TICKなんですよ。で、BOΦWY とかも聴いたり。それから一気にスラッシュ・メタルに行ってMETALLICA、MEGADETH、SLAYER、ANTHRAXを聴いて、それからKORNとかそういうモダン・ヘヴィネスを聴いたりという流れですね。
TK:曲はまず俺が書いて持ってくるんですけど、結構みんなそれに賛同してくれて、それをベースに自分達のフレーズをのっけてくれるんで、割と僕発信なのかな。
-個人的にはTrack.5「Drown In A Whirl」が最も気に入っています。6ft.downらしさを保ちながらもポップなメロディとヘヴィなサウンドがバランスよく融合していますね。
TK&NA:ありがとうございます!
-皆さんがとりわけ一番気に入って曲を教えてもらえますか?
TK&TI:僕も「Drown In A Whirl」ですね!
NA:2曲目の「Proclamation Of War」ですね。歌詞に凄く思い入れがあって、それはCDを買っていただいて和訳を見ていただければと思います(笑)今の時代に向けてメッセージを残しています。
QOO:3曲目の「Liberation」が好きだな。
NAOが入って一番初めに作り始めたのがこれじゃん。ここが原点ていう感じがするんで6ft.downの核の部分なんじゃないかなと思っています。
-また6曲目「Forgive」9曲目「The Voice」は別バンドと言ってもかまわないほどにテイストの全く違う曲ですね。その間の7曲目、8曲目もピアノ曲ですのでアルバム一枚の流れで考えた場合、前半と後半でくっきり分かれているように感じたのですがこれは狙ってやったのでしょうか?
TK:狙ってやったというか必然的にこの流れが良いんじゃないのって決まりましたね。
NA:どうでしたか?
-単なるアップテンポとバラードというような違いであれば、組み合わせていった方がいいと思いますが、カラーが全く異なるので難しいというか危険かなと。聴き手の集中力をそいでしまう結果になることも考えられるので、こうやってしっかり分けてしまうのもありかなと思いました。例えばちょっと曲増やしてダーク・サイドとライト・サイドの2枚組みにするとかも良いと思いますよ、お金はかかっちゃいますが(笑)
一同:(笑)
TK:中盤にピアノを持ってきたいっていう意見でまとまって、ピアノ・オンリーな曲はNAOちゃんだけで弾き語りで作ったやつなんで、割とそういうのを中間に持ってくるといい感じで気持ちが切り替わるというか、1曲目から通して飽きないアルバムに出来るかなと思ってそういう曲順にしました。
-ジャケットに蝶々が描かれていますが、PARAMOREもそうですが、蝶々は女性のイメージがあると思います。その点は意識していますか?
NA:『Invitation To Anesthesia』という題名からして考えて、どういうようなものがいいかなと想像したイメージなものが蝶々っていう。蝶々には意味があるんですけどそれもアルバムの対訳を見てみてください。
-対訳にNAOさんとしては重点を置いているのでしょうか?
NA:別にそういうわけじゃないですけど、私の中心は英語なのでメッセージは英詞ですけど、でもやっぱり日本語じゃなきゃ分からない方は多いじゃないですか、だから和訳も載せてあるので分からない方はそちらを見てどういうことを伝えたいのかチェックしてください。
-歌詞を重視するとなると、日本であるならば日本語の方がダイレクトに伝わるっていう。
NA:でも洋楽を聴く人は多いじゃないですか。洋楽オンリーな人も多いじゃないですか。ずっと中学の頃から聴いているのが洋楽だけだった、邦楽は聴かない、私自身がそうだったので、そういう人はいるんじゃないかなと思ったし、英語ってアメリカでも通用するし世界中で通用する言葉なので、私としては英語が中心だなと思います。