－「Fanatic For Rejection」でPVを撮影されましたが、不気味で不穏な雰囲気ですね。このPVであなたがたが表現しようとしたものはなんでしょうか？

TK：暗い。メタル女ヴォーカル・バンドですね（笑）

NA：恐い。

TK：あんまりこういうのないんじゃないですかね？

NA：新しい感じが作りたかったんだよね。

TK：シンプルだけど凄い伝わるものが直球的なPVを作りたくて、PVをどうするって言ったときにPVにしたい曲がレコーディング中になかったんですよ。シンプルでダークでメタル・サウンドで女ヴォーカル・バンドっていうことを直球で伝えられる曲を作ってやりました。

NA：歌詞もシンプルだよね。

－PV撮影で印象に残ったトピックがありましたら教えてください。

NA：拘束服が暑かったです（笑）本当に動けないんですよ。取ることもできないし、自分の汗を拭くこともできないし。梯子を上ったんですよ、私。それで落ちそうになって、のたうちまわって。拘束されるってこんなに不便なんだなと思いました。

TK：水も飲めないのでペットボトルにストローを挿して・・スタッフですよ、NAOちゃんだけの（笑）

NA：リアルにアザあざだらけになったんですよ。

TK：暴れまくったからね。

－女性ヴォーカル・バンドはどうしても女性ヴォーカルものとして一括りにされがちな現在のシーンの状況ですが、あなたがたはそれをどう考えていますか？

NA：私は一括りにはして欲しくないですね。あくまで4人なんで、女性ヴォーカリストのバンドだとまるで独りって感じじゃないですか、他の3人がいるのに私が中心でってなるとまるで一人のアーティストみたいで、あくまでも4人でヘヴィロック・バンドって括られて欲しいですね。

TK：ライヴでもサウンド面や動きとかでも凄いアピールしているので、あんまり女性ヴォーカルだけって捉えて欲しくないですね。

－聴く側が人括りにしているのかもしれませんね？

NA：それは違うよっていうのはできないのでしょうがないですね。聴く人が決めることですからね。

QOO：女性ヴォーカルっていう風に使われているのは逆に強みかもしれないですけど、僕達的にはそれを意識したことはないですしこの4人でやれる音楽をぶつけていくっていう感覚を常に持っているので。

NA：別に思われたくないって訳ではないよね。意識してないってだけだよね。

－6ft.downの名前の由来を教えてください。

TI：6ft.downという音の響きと文字の並びで数字が入ってたからっていうような理由なんですけど、TAKEOの友達で帰国子女の方に造語とか適当に送ってもらってそこから選んだっていうのが事実です。

TA：見た時にインパクトが欲しいっていうのはありましたね。

TK：実は俗語で死体って言う意味があるんですよ（笑）

NA：土葬するときに6フィート下に埋葬するんですよ、アメリカでは。

TK：だからと言って死体に拘ってる訳じゃないんですけどね（笑）
歌も死体が関係しているわけではないので。メタルの数字とダウンっていう言葉が凄く気に入って6ft.downにしようって決めました。

－3doors downとは関係なく（笑）

一同：（笑）

TK：SIX FEET UNDERと間違えられる（笑）

TK：聴いたよ！って言われてSIX FEET UNDERでしょ！？って（笑）

－ライヴをする上で最も意識している大事なことを教えてください。

NA：派手さですね。
英語なので伝わりにくいじゃないですか。だから私は身振り手振りを付けて伝えようと意識しています。

QOO：僕は人の持っている感情ですかね。怒っているときに怒っているようなパフォーマンスとか、狂っているときに狂ってるようなパフォーマンスも、人が持っているそのものの感情をライヴの中で出していけたらいいなと思ってるんで、常にアグレッシヴに動いたりだとかバラードではしっとりだとか静かに弾くとかってことを意識して、お客さんが見てこれはそういう感情でやってるんだとかということを分かってもらいたいんで、感情を大事にしています。

TI：自分が意識していることっていうと、ライヴをやっているときの空間でお客さんが感じるものって歌とリズムだと思うんですよ。ギターとかベースとかぶっちゃけなくても、お客さんが感じているものって歌とリズムだと思うんですよ。もちろんフロント3人も僕のドラムを聴いて、弾いて歌ってって訳なんで、1曲一曲の土台として持ち上げられるように一人一人が映えてもらえるように思いながら叩いています。NAOちゃんが歌っているときに伝えたいものが伝えられる伝えられるようなリズムが叩ければなと思っています。

TA：一番で言うと自分がいかに気持ちよくプレイできるかっていうところ（笑）！？

NA：全然違うね他の3人と（笑）

TA：そこは大事だって。それをするためにはみんなの気持ちを一つにしないと気持ちよくなれないし、客もノってくれないと気持ちよくなれないし。