－『Invitation To Anesthesia』完成おめでとうございます。

一同：ありがとうございます。

－アルバム制作は順調に進みましたか？

TAKEO（以下TK）：かなりかかりましたね。予定していた日にちより大幅にかかってしまって、その分・・

NAO（以下N）：出来はいい。

TK：そうですね、凝ったものを作れたという自信作ですね。

－時間がかかってしまったというのはなにか理由があって？

TK：今回曲を作っている段階で、前作とはヴォーカルが変わってるんですけど、前作のヴォーカルは邦楽よりのシンガーだったんで、ターゲットが日本のロックシーンに向けてみたいな感じだったんですが、今回NAOちゃんが英語がペラペラなので、どうせだったら全部英詞にして世界に向けて行けるレベルのものを作ろうじゃないかとプロデューサーさんと話をして作ったんですけど結構それで時間がかかってしまいましたね。レコーディングでOKテイクが出ない出ない（笑）。
ALICE IN CHAINSの新譜がちょうど出た頃でこんな音にしようよって言われてて、それに目標を定めてやってたので結構かかりましたね。

－『Invitation To Anesthesia』ですが曲作りはNAOさんが加入してから作り始めたものばかりなのでしょうか？

一同：そうですね。

QOO（以下Q）：以前のヴォーカルからやっていたものを、英詞にしたり、ピアノ・バージョンにしたりとかしてというものはありましたね。

－曲作りはいつ頃から始めたのですか？

TK：NAOちゃんが加入してすぐですね。

TAICHI（以下TI）：去年の8月、9月くらいですね。

－NAOさんが新ヴォーカリストに決まった経緯を教えてもらえますか？

N：インターネットです。

－募集か何かで？

TK：メン募サイトがあるんですけど、そこに載っけてたらNAOちゃんから連絡があったと。

－オーディションか何かで？

TK：スタジオで合わせてみて、tetsuさん（レーベル代表）と一緒に見て。

－女性ヴォーカリスト限定で探していたのですか？

TK：そうですね。女性ヴォーカリスト募集、タイトルはそれですから。

－決め手は？

TK：決め手はそうだなぁ・・

N：やる気と根性？

TK：それもあったし、ピアノが弾けるってところで、今まで通り、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルってだけでなくピアノが入ることは単純に面白そうだなと思って。あと、やっぱり英語がしゃべれるということも大きかったですね。もともとヘヴィロックやラウドロックが好きなので、そうなると英語って大事じゃないですか、しゃべれた方が。 他にも何人か来ましたけど、ずば抜けてNAOちゃんがインパクトが強かったし、いっぱい武器も持ってたんで決めたって感じです。

－NAOさんはLAに住んでいたとのことですが、何歳くらいの頃に住んでいたのですが？

N：19歳の頃から2年間位ですね。1人でスーツケース1つで行きました。

－学校か何かに？

N：向こうの音楽学校に通ってました。

－NAOさんは今やっているような音楽は聴いていたのですか？

N：そうですね。そういうのも好きだったし、でもやってるのはブルースとかが多かったんですよ。こっち帰ったからこういう系の音楽をやるのは6ft.downが初めてで、それまで聴いたりするのはそういう系が多かったんですけど、なぜかやるのはブルースだったんですよね。

－学校で習うのはブルースだったのですか？

全ジャンル習うのでロック、ジャズ、ポップ、ブルース、カントリーと全ジャンル習うのでスクリームの授業とかもあったりとか・・なかなかインパクトのある先生ばかりで面白かったですよ。で、向こうのシーンが凄くそういうのが多くて向こうの友達もそういう音楽が好きって人ばっかり周りにいてそれで私も段々ロックの世界に引きずり込まれた感じですね。