－アルバム・タイトルが『I Am』とは非常に意味深なタイトルですが、このタイトルを付けた理由を教えてください。

アルバムのほとんどの曲を通じて、“I AM”を耳にするだろ。それはリスナーに対して意図的だったんだ。だってそうしたら、彼や彼女らが歌った時に自分自身に置き換えて、それが力になるからね。“I AM”と口にするたびに、全てのことを自分の視点で考えられるからだろ。一言で言えば、そういう意味がこのタイトルには込められているんだ。
ただ、別に俺たちは自分達で込めた意味をこのタイトルから見出してもらうことを求めているんじゃない。タイトルが何であろうと、読む人や聞く人が抱く意味が大切なんだから。それが俺達が求めていることなんだ。みんなには、俺達の音楽と言葉からそれぞれの意味を見つけて欲しいんだ。

－『Satellites』ではレーベル・メイトであるGWEN STACYのヴォーカルGeoff Jenkinsをゲストに迎えていますが、彼をゲストに迎えることになった経緯を教えてください。

ヴォーカルのAlexがGeoffのことを知っていって、俺達は誰かパワフルなヴォーカルが欲しかったんだ。俺達みんなGeoffのヴォーカルが大好きだし、何より曲に完全に合っていると思うんだ。だから、Alexに彼をスタジオに呼んでもらい、彼のパートをレコーディングして、全てを合わせてあの曲ができたんだ。

－「Reflections」ではテクニカルなギター・ソロが聴くことができますね？
今後こういったプログレッシヴ・メタル的なギター･ソロは増えていくのでしょうか？

今回のアルバムに関しては、こういったギター・ソロを入れようって決めていたんだ。でも、次の作品もそうするかはまだ分からない。曲を作っていく中で、アイディアが出てくればの話かな。メンバーそれぞれが、その曲の中で大切な部分を担っていて、それらが徐々に一緒になっていくんだ。

－非常にタイトにツアーをしているようですが、ツアーは順調に進んでいますか？またツアー生活で思い出に残っていることを教えてください。

今現在は、ツアーを行っていないんだ。でも昨年の夏、俺たちは国外で大変な交通事故に巻き込まれたんだ。正面衝突するかたちで、車に乗っていたみんながケガをしたんだ。メンバーの中でも、かすり傷や軽傷ですんだやつもいたが、骨折したやつもいて、普通に歩けるようになるまで、数ヶ月かかったからね。でもゆっくり時間をかけて、全てが元に戻って、みんな回復に向かって、最終的にはステージにまた戻ることができたんだ。

－７月からはヨーロッパ・ツアーが始まりますね？ヨーロッパ・ツアーははじめての経験ですか？

俺達のヨーロッパ・ツアーは7月から始まって、丸一ヶ月間、毎日ライヴをするんだ。
今回が俺達にとって初めてのヨーロッパだから、どんなことが待っているのか楽しみなんだ。これ以上の興奮は無いってくらいにね。

－楽器を始めることになったきっかけと影響を受けたバンド、尊敬しているアーティストを教えてください。

Ben：あるときアコースティック・ギターをプレゼントされて、少し弾き始めたんだけど全く上手くなかったんだ。でもなぜだか、上手くはないんだけど弾くことが大好きだったんだ。でもこのとき既に俺は、TEXAS IN JULYのヴォーカルだったからギターはあきらめたよ。そしたら、Adamが俺にベーシストとしてバンドを後ろから支えてくれないかって聞いてきたんだ。それでやってみたら、好きになってね、今でも大好きだしね。これが俺がベースを始めたきっかけでもありこのバンドの一員になった瞬間なんだ。
特別に影響を受けたミュージシャンはいないけど、バンドと音楽は大好きさ。でも、俺は極力自分の好きなようにやっているんだ。
良く聞くのはラップだね。その影響が、俺がバンドで書く歌詞にも表れているんだ。
例えばHip-Hopアーティストが自分を表現しているような、そして意味のあることを言う、それが俺への最大の影響だね。

Adam：俺がドラムを始めたのは、かなり幼いときだったよ。昔からドラムを叩くのが好きで、ドラムを叩くことが何よりも楽しかったんだ。15歳頃になって、より真剣に取り組むようになり、バンドを結成したときには、これが俺の人生だって思ったね。
影響を受けたバンドは、BLINK-182、NOFX、EVERY TIME I DIEなどたくさんあるよ。俺の周りにある音楽は全て尊敬しているし、興味の幅も広いんだ。

Alex：バンドが結成された当初は、ギターを弾いていたんだけど、バンドメンバーは俺がスクリームができることを知っていたんだ。でも俺はベースが弾きたかったんだ。その時に、Benがちょうど入ってきて、何回かのライヴではBenがヴォーカルで俺がベースを弾いていたんだ。その後、Benはヴォーカルをやりたくなくてバンドを辞めちゃったんだ。だから俺がフロントマンになったんだ。俺はヴォーカルをすごく楽しんでいる。
影響を受けたバンドは、THE ACACIA STRAIN、ONCE NOTHING、EVERY TIME I DIE、AS I LAY DYING、HASTE THE DAYとDARKEST HOUR。
尊敬しているアーティストはたくさんいるよ、自分達のバンドメンバーも含めてね。

Christian：俺がギターを始めたのは、ちょうど高校生活が始まるときだったんだ。最初は単に趣味としてだったんだけど、すぐにそれは情熱へと変わったんだ。それ以来、俺はギターに夢中になって、ミュージシャンとしての自分のため技術を磨いていったんだ。そして、バンドの一員であることが俺の音楽スキルを飛躍させてくれたんだ。俺は色々な音楽を聴くし、本当にどのスタイルの音楽も素晴らしいと思う。そして、みんながそれぞれと違うものを創作していっている。全てが影響の源だよ。

Logan：俺は、結構幼いときからギターを始めたんだ。俺の両親が音楽好きで、多分その“遺伝子”が俺に受け継がれているんだろう。それ以来ギターを始めて、まるでギターが俺の手に糊で張り付いているかのごとく、止まらずギターを弾き続けていたんだ。メタルも好きだし、アコースティックも好きだし、他にもたくさん。たくさん聞きたい音楽はあるけど、音楽的な影響でいったら自分の中のものをつなぎ合わせたりしているんだ。試しながら新しいことに挑戦していくことが、本当に楽しいんだ。