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INTERVIEW

DONOTS

2010.05.10UPDATE

2010年05月号掲載

DONOTS

Member:Ingo Donot (Vo)

-シングル曲はどれですか?また理由は?既にビデオを作りましたか?

「Calling」をファースト・シングルに選んだよ。なぜならDONOTSのサウンドに80's風のシンセサイザーを入れると言う予期しない勢いが気に入ったから。人は僕らがまた境界線を越えたことに驚いているよ。いつも同じになりたくないから毎回新しい事をやるんだ。ビデオは『Coma Chameleon』の全てのビデオを手がけたMagnus Härdnerが今回も手がけている。最高だよ。僕らは氷の像で、急に空の星が僕らの形になって歌って踊るんだ。80'sっぽいよね。SOFT CELLの「Tainted Love」を思い出させる。チェックしてみて。DONOTS のYoutubeで見られるから。www.youtube.com/donotstv  それと次のビデオも期待していて。もう既に出来ていてそれも素晴らしいから。カミングスーン!

-アルバムのレコーディング中最もエキサイティングだった事は何ですか?

曲をレコーディングするのに的確な材料を見つけた全ての瞬間。新しい楽器を採用した時、コーラスを皆で歌った時、完璧なメロディーを見つけた時、とか。皆の顔にスマイルがあるとき、本当に凄い何かをレコーディングしているんだと分かるんだ。そしてそれが『The Long Way Home』の全ての曲で起こった。今でもアルバムを何度も聞いてスマイルだよ。皆も同じくらい気に入ってくれるといいな。

-新作からリスナーに感じとって欲しいものとは?また日本のファンに最も聞いてほしい曲は?(またはどの曲を日本のファンのために書かれましたか)

僕らがどれだけ一生懸命このアルバム作ったか理解してほしいな。このアルバムは聴くたびに成長する。小さな詳細がいっぱいあって聴くたびに発見すると思う。これまで以上にバンドが団結しているし、これまでで最高の曲が詰まったアルバムだと思っている。
トラック・リストは完璧な意味をなしていて、このアルバムの多様さを誇りに思うし、アルバムの全ての曲がちゃんと独立した曲でもある。これまでで一番野心的なプロジェクトでリハーサルの段階で既にとてもはっきりしている。ライヴで演奏してもアルバムと同じくらいすばらしく、それは楽曲がクールな証拠だ。良い曲はどんなバージョンでも良いんだ。だから1曲1曲しっかり聴いてね。
日本のファンへ、「We Took The Long Way Home」と「Too Young To Be Old」もチェックしてね。この2 曲は日本のファンの為に作った曲だから。『The Long Way Home』のレコーディング・セッションの様子が少しでももっと分かるようにSolitary Man Japanからのリリースに特別に入れたんだ。アルバムのタイトル曲が日本盤のみに入っているんだよ、すごいご褒美でしょ。

-このアルバムのアートワークはどんなものですか?誰のアイデアですか?自分達で作ったのですか?

僕らの良い友達でとても才能のある写真家のPatrick Runteに参加してもらい、デモ段階から最終レコーディングまで1年ずっと一緒にいたんだ。ツアーにも一緒に来ていっぱい写真を撮ってもらった。ヒップホップのスターKanye Westも彼の事を以前ブログで話していたよ。アルバムを『The Long Way Home』というタイトルに決めた時、アートワークをどうするか彼と話し合ったんだ。僕らはTim BurtonとMichel Gondryの大ファンだからそれっぽいのにしたかった。芸術的で、とても詳細でユニークなもの。このアートワークの中に見える物はすべて手作りでこのアルバムの為に作られた物なんだ。Patrickが冒険の景色をつくり、レコーディング・セッションの写真と混ぜ合わせ全く個性的な物を作り上げた。アルバムのテーマ、曲の詳細さや僕らが来た長い道に完璧にマッチしている。あとアートワークの中のフォントや文字は全て手作りって言うのもすごいよね。それらは木で作られ、ベルリンの有名なレイアウト師Mario Lombardoによって並べられているんだ。Donotsの為にフォントを創ってあるのがアートワークに更なる深みを与えている。こんな美しいアートワークは初めただよ。

-このアルバムのツアーについてどう思いますか?

ツアーに出るのが待ちきれないよ。DONOTSが一番一生懸命スタジオで頑張った1年だったから早くツアーに出ていっぱい演奏したい。リハーサルでも新しい楽曲はとても良い感じだし、さらに大きなwall of soundを作り出す為にゲスト・ミュージシャンも入れるんだ。ライヴをより強烈にするためにステージ上でいろんな楽器を実験するつもり。こんなにツアーとセットリストに自信があるのは初めてだよ。これまでになくフレッシュでエネルギッシュで多様性に富んでいる。もうすぐヨーロッパ・ツアーが始まるんだけど既にソールドアウトの会場も出ていて、僕たちは今ツアーのヴィジュアル・コンセプトについて考えているよ。ステージのセット、バックドロップ、ライティングは素晴らしい物で、曲やセット・リストに合った物になる予定。チェックしにきてね。日本にもうすぐ行ける事が今の夢。実現するよう願っているんだ。

-日本のファンへメッセージをお願いします。

日本のファン、サポーターの皆、DONOTS が初めて日本に行ってから数年が経つよ。それ以来ライヴやツアー、それにPUNKSPRING 等で何度か行ったけど、日本は僕たちの大好きなオーディエンスがいる大好きな国だよ。いつも暖かく迎えてくれて、いつもいてくれて、新しい友達もつれてきてくれて本当に感謝しているんだ。日本は僕らにとって第2 の家であり、君たちへの長い道のりを行くのが待ちきれないよ。僕たちが思うベストアルバム、『The Long Way Home』を買って聴いてね。DONOTSについて全てを知りたいなら新作を聴くべき。なぜならよく聴けば僕らの秘密が分かるから。アルバムは僕らが愛する僕らのインディレーベルSolitary Man Recordsからのリリースで、君たちはサポートしてくれると分かっているよ。
楽曲、アートワーク、レーベル、その他において全てはこの広い世界の中で最高のファンがいてくれるから達成できたんだ。ありがとうみんな。近いうちに家への回り道で会おう!君たち最高!