INTERVIEW
THE CREEPSHOW
2010.04.06UPDATE
Member:Sarah "Sin" Blackwood(Vo&Gt) Matt "Pomade" Gee(Dr)
Interviewer:山本 真由
-そういえば、メンバーそれぞれ個性的なミドルネームを使用していますよね。
S:私の場合は、姉がもともと“Hellcat”って名前を使っていたんだけれど、その姉の代わりで入った時に、みんなで私の名前をどうしようかって話になって。たしかSeanが言いだしたと思うんだけど・・・
M:そう、Seanだったと思うよ。
S:Seanが、Hellcatの双子の妹のSarah "Sin"っていうのはどうだ?って言って。おかしいわよね、私たち双子じゃないのに(笑)。でも、その時にプレス・リリースでSarah "Sin"という名前を出して、それがそのまま定着したの。
-またちょっと作品の話に戻るのですが、2ndアルバムでRANCIDのTimが経営するHellcat Recordsに移籍しましたね?
M:実はアメリカでは今までレーベル契約をしていなかったんだ。だから移籍ではないんだけれど、アメリカでの最初のレーベル契約がHellcat RecordsでTimが俺たちのボスになるっていうのはクールなことだよね。
S:そうなの。私たちは今でもカナダではStomp Recordsからリリースしているわ。Hellcatはアメリカと日本とオーストラリアでのライセンスを持っているの。
-Hellcat Recordsに在籍する他のサイコビリー・バンド、NEKROMANTIXやTIGER ARMY、HORRORPOPSといったバンドとは交流がありますか?
S:個人的な交流は無いんだけど・・・
M:Hellcat Recordsで誰かいたかな。
S:HellcatでいうとTHE UNSEENじゃない?Markとfacebookでよくやりとりしてるでしょ。あと、TIGER ARMYとは対バンしたことがあって、ベースのGeoffとは話したことがあるんだけれど、個人的な付き合いは無いの。それからMattは、 Tim(RANCID)と仲良くなりたいと思ってるんだけど、まだできていないのよ(笑)。
-(笑)。
そのHellcat Records からリリースされた2ndアルバムは、本国では一年以上前にリリースされたものですが、新しいアルバムにはもう着手しているのですか?
M:ちょうど曲作りを始めたばかりで、まだすごくフレッシュな段階なんだ。
S:そうなの、でも6月からレコーディングを始めるので、曲作りの期間は実質あと三週間しか無いの。多分、10月の半ばには新作を発表出来ると思うわ。
前作がアメリカや日本では先月にリリースされたばかりで、まだ新しい感じがするけれど、カナダではもう二年近く前に発表しているので、実際はもう新しく無いのよね。
-その前作を発表してからの期間に、様々な国を回ってツアーをしてきたと思うのですが、その経験は新作に反映されそうですか?
M:そうなればいいなと思っているよ。
S:そうね、良い事も悪いことも色々経験したから、アルバムにいかされるんじゃないかしら。中でも一番大きな影響は、色んなバンドと対バンしたことね。いっぱい良いバンドにあったら、それをパクっちゃったりね!(笑)
-では、そういったツアーの中で印象に残った場所や思い出などあれば教えてください。
M:俺はドイツが気に入ってるよ。
S:Mattはドイツで私のボーイフレンドに会うのが楽しみなの(笑)。
私はロシアが思い出深いわ。去年の夏にロシアに行って、始め、もしかしたら5人くらいしかお客さんが居ないんじゃないかって心配していたんだけど、実際はすごくたくさんの人が見に来てくれてビックリしたの!
あと、日本に来る前にオーストラリアにも行って。オーストラリアは文化的にはアメリカに似ているけれど、(南半球なので)凄く気候が暑くて、とてもリラックスして楽しめたわ。
M:あとはそう、昨日の日本でのショウは本当に素晴らしかった!!多分それが一番印象的だったんじゃないかな。
S:そうね、それで驚いたんだけど、日本では本当に全てがちゃんとオーガナイズされていて、私たちは何もしなくてよくて。思わず、“私たち何かしなくていいの?”って確認してしまったくらい(笑)。そのことにはすごく感謝しているわ。
-なるほど。以前どこかのライヴで、THE MISFITSの「Halloween」をカヴァーしている映像を見たのですが、他にカヴァーしたことのあるバンドや影響を受けたバンドなどを教えてください。
M:そうだね、THE MISFITSの「Halloween」と・・・あとRAMONESの「Pet Sematary」のカヴァーは、たしかMySpaceにアップしていたと思うよ。他には、HEADSTONESっていうカナダのパンク・バンドの「Cemetary」って曲も昔よくやってたな。
S:両方とも“セメタリー”ってことね(笑)。
M:そうそう、あと2008年くらいに7インチのクリスマス・コンピを出したんだけど・・・
S:そこでElvisやRAMONESのカヴァーをやっているわ。びっくりだけど、ライヴを見に来るコがみんなそれを持ってきて“これにサインして!”って言うのよ。・・・Interpunkで売ってるから買ってね(笑)。