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INTERVIEW

FUNERAL FOR A FRIEND

2010.01.12UPDATE

FUNERAL FOR A FRIEND

Member:Matthew Davies Kreye(Vo) Gavin Burrough(Ba&Vo)

Interviewer:MAY-E

-ベスト盤『Your History Is Mine: 2002-2009』のリリースおめでとうございます。4thアルバム『Memory And Humanity』では、Ryanの家のリビングルームにメンバーがギュウギュウ詰めになりながら、1stアルバムの頃のようにみんなで意見を出し合って曲作りをしていたそうですね。ベスト盤『Your History Is Mine: 2002-2009』に収録されている新曲4曲「No Honour Among Thieves」「Built To Last」「Wrench」「Captains Of Industry」は、「10.45 Amsterdam Conversations」や「This Year's Most Open Heartbreak」のような初期のエナジーを取り戻したような、ハードな楽曲に仕上がっていますが、これらの楽曲は『Memory And Humanity』以降に書かれたものですか?どのように生まれたものなのでしょうか。

G:うん、その新曲4曲も同じようにRyanの家で作られたものだよ。Ryanの家はとにかく良いんだ。エレクトリック・ドラム・キットもあるし、ノートPCも揃っているし、曲作りの環境としては最適なんだ。僕らはメンバー全員がギターを弾けるから、みんなでギターを弾きながらアイデアを出し合って、そうして出来た曲なのさ。

-新曲の音楽性はGavinによってもたらされたものが大きいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

M:うん。Gavinが曲作りに参加したことが、とても大きく影響していると感じている。Gavinは、脱退したGarethとは違う感性を持っているから、これまでにないサウンドを盛り込むことが出来たと思う。
あと、新曲4曲については、曲作りに入る前から色々な制限を持つようにしていたんだ。毎回、他のメンバーが作り上げたサウンドをMP3ファイルでもらって、僕がそこに歌詞とメロディーを乗せていくっていうプロセスなんだけれど、今回はそこに"僕がファイルをもらった段階で二度とそのサウンドに手を加えない"っていうルールを設けたんだ。敢えて後から色々と手を加えないようにね。他のメンバーが作ったサウンドに、僕のイマジネーションをインプットする。そのシンプルな作業が、よりアグレッシヴなサウンドになった理由の1つでもあると思っているよ。

-『Your History Is Mine: 2002-2009』に対してMattは「俺達は自分たちがどこからきて、どんな道を通って、今どこにいるのかっていう事をみんなに示したかった」とコメントしておりますが、今どこにいるのかがこの新曲にあたるのだとしたら、次回作は02年のEP『Between Order & Model』や04年のシングル『Escape Artists Never Die』に近い作風になるのではないかと想像しているのですが。

M:過去に成功したフォーマットだからって、同じものをまた取り入れてしまったら、おそらくバンドは後退してしまうだろうね。だから、そういうことはしたくない。ただ、僕らが本当に好きなフォーマットを取り入れるのは問題ないと思うんだ。次のアルバムは、新曲4曲から更に一歩前進したものにしたい。余分なものをそぎ落とし、あまり考えすぎない、ストレートでパワフルなアルバムにね。ファースト・アルバムから僕らのファンでいてくれている人には、絶対に気に入ってもらえるアルバムに仕上がると思うよ。

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