INTERVIEW
WARBRINGER
2009.08.10UPDATE
2009年08月号掲載
Member:John Kevill(Vo)
Interviewer:ムラオカ
-まず2ndアルバム・リリースおめでとうございます。
日本では7月後半にリリースですが、アメリカなどでは5月にリリースされていますが、周囲の評判はいかがですか?
評判は凄くいいよ。ライヴで演奏してもいい感じだよ。日本のファンの皆にも気に入ってもらえると嬉しいな。
-プロデューサーがEXODUSのGary Holtですね?ツアーを一緒に周って意気投合の末・・・というのが想像しやすいところですが、実際彼がプロデューサーに決まった経緯を教えていただけますか?
Garyとはツアーを通じて仲良くなったし、ミュージシャンとしても経験豊富で尊敬しているんだ。彼はスラッシュを長年プレイしてこのジャンルの音楽を知り尽くしているから、彼にプロデュースを依頼するのはとても自然なことだったんだよ。
-実際にGaryとの仕事は順調に進みましたか?
とても順調に進んだよ!一緒に仕事しやすい人だったし、でもそれだけじゃなくて、僕たちにはベストなパフォーマンスを求めてきたよ。12日間という短い期間で全ての曲を録り終えたんだけど、限られた時間の中で、彼はとても素晴らしい仕事をしてくれたよ。セカンド・アルバムはファースト・アルバムとは違ったアプローチをしたよ。カリフォルニア州オークランドにあるシャークバイト・スタジオで12日間寝泊りして、ずっとレコーディングしてね。ファースト・アルバムの時は、数ヶ月の間、ビル・メトイヤーの家で少しレコーディングして、またしばらくしたら少しレコーディングするといった感じだったからね。
-プロデュースをしてもらった後もGaryとは連絡を取り合っているのでしょうか?
もちろんだよ!ちょうど4月から5月にかけてEXODUS、KREATORなどと一緒にツアーしたところなんだ。僕たちはEXODUSのメンバーが大好きだし、これからも仕事で関わっていきたいと思っているよ。
-リズム隊が変わりましたが、これはどのような理由からですか?技術的について来れなかったのでしょうか?
そういうわけではないよ。ただ、メンバーの脱退によってショウやツアーを中止しなければならないということが無いよう努めたよ。
ドラムのRyan Batesは、ツアーをする生活になじめなくて、去年の夏に脱退したんだ。
Andy Lauxは当時まだ高校生で、ツアーに参加出来ないことが理由だったんだ。僕たちはノン・ストップで常にツアーしていたからね。
-今現在、メタルコアやデスコア、ハードコア、ブルータル・デス・メタルなどエクストリームなサウンドは世の中に溢れていますが、あなたがたがスラッシュ・メタルを選んだ理由を教えてください。
スラッシュ・メタルが最高だからプレイしているのさ!(僕があまり好きではない)他の新しいスタイルの音楽よりも、より激しくてキャッチーになりうるのがスラッシュだと思うよ。スラッシュのサウンドとフィーリングが大好きだからプレイしているのさ。
-あなたがたのサウンドはスラッシュ・メタルを基本としながらも、デス・メタルの獰猛さなども感じさせ、過去の名作の再現に終わっていないところにも魅力を感じます。今後もっとこのような音楽性のサウンドも取り入れてみたいという希望はありますか?
そうだね、僕たちは究極の激しいスラッシュ・サウンドを作り出したいと思っているよ。だから、もっとエクストリームなサウンドのメタルの影響を感じてもらえているんじゃないかな。デス・メタル的なものも感じてもらえると思うよ。この先、もっとモダン・ロックになっていくとは思わないけど、僕たちらしい曲を書いて、それをより良いものに仕上げていきたいと思っているよ。
-スラッシュ・メタルというと80年代中期から90年代初頭に全盛期を迎えていますが、実際あなた方がリアルタイムで聴いていた世代ではないですよね?過去の作品を遡って聴いていたのでしょうか?
そうだね、バンド活動を続けていく中で、スラッシュ・メタルを好きになっていったんだ。昔のヘヴィ・メタルもね。バンドを始めた頃は、僕たちを含めて周りにこういう音楽を聴いたことのある人間は誰もいなかったよ。