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INTERVIEW

SCAPEGOAT

2008.08.19UPDATE

SCAPEGOAT

Member:Kit Walter(Vo)

Interviewer:MAY-E

-Emo、Screamo、Metal、Nu Metalまで様々な要素が混ざり合ったサウンドだと思いますが、本国ではSCAPEGOATはどんなジャンルのファンに好まれていますか?

うーん、それは俺は良く分からないなぁ。でも、いろんなファンがいるよ。俺らの歌詞や、メッセージに共感してくれるファンが多いんじゃなかなぁ。曲を作っていても、自分で鳥肌が立つ、みたいな瞬間があるんだけど、沢山のファンのみんなに同じ経験を同じ場所で感じたという話は聞いて嬉しかったよ。

-また、普段はどのシーンのバンドと交流があるのでしょうか?

俺たちがよくつるむバンドかぁ。俺たちは自分のスタイルを持っていて、それを貫こうとしているバンドが好きなんだ。要するに、フォロワーじゃなくて、自分がトレンドになろうとしているバンドだな。最近はSugar Glyderってバンドとよく一緒にライブしたりしているよ。彼らは素晴しいバンドだ。是非チェックしてみてくれよ。

-アルバムの表ジャケットにバンド名が書かれていないのも珍しいですね。これは、コンセプト・アルバムという理由から?

確かに珍しいことかもしれないね。俺たちはジャケットをとてもポップに仕上げたかったんだ。
ただ単にCDのジャケットというよりは、アルバム自体がコンセプト・アルバムだし、まるで映画のポスターの様にして、映画を見る様な感覚になってくれるようにね。帯にバンド名は書いておきさえすればみんな分かってくれるかなぁと思ってたけど、Zombie Dogっていう新しいバンドだと思ってた人も多いみたいだね(笑)。まぁ、俺たちは全然そんなこと気にしてないけどね。

-よく見ると口から血を流していて怖いのですが、ユニークなジャケットですね。アーティスト写真も含めて映画のような仕上がりですが、これは誰のアイデアですか?

おっと!そのクレジットは俺が頂くぜ!(笑)あの犬は実は俺の犬なんだよ。彼女の名前はジェ・スーイスって名前で、オオカミとハスキーのハーフなんだ。数年前にこのアルバムのコンセプトを思いついた時に、このイメージが宇宙から舞い降りてきたんだ。これはこれしかないと思った。そしてそのイメージ通りのジャケットに仕上がって本当に良かったよ。動物の写真を撮るのって本当に大変なんだ。協力しようなんて気がないからね(笑)。でも君にも映画の様に見えなたなら大成功だよね。ミッション達成だ!

-今作をコンセプト・アルバムにしようと思ったきっかけになるような、何か特別な出来事があったのでしょうか?

そうだな、沢山の事が起きたよ。若くして色々なことを経験したんだ。俺は22歳なんだけど、30代のような気分だからね。このアルバムは、その経験してきた全てのことの集大成だと言える。最後のトンネルを抜けて、光が差し込んでくるまでは、絶望のどん底に落とされるような気分だった。俺たちはみんな、若いころにどんな事が起きたとしても、結局自分の人生には責任を持っているんだ。俺はこのアルバムを通じて、希望と愛のメッセージを送りたかったんだ。そして、過去にどんな事をした人にも、どんな事をしてきた人にも、どんな事をされてきた人にも、自分の判断一つで、誰でも人生は逆転させることが出来る、ってことを伝えたかったんだ。 俺はそう出来たんだけど、まさか俺がこんなに変われるなんて思っていなかった。でも変われないと思ってたのは、周りの人間に俺は変われないと言われていたからなんだ。心から願えば、なんでも出来るんだ。愛が全てを変えることが出来る。そして本当に愛が世界を変えることが出来るんだ。

-Tragic Hero Recordsはとてもホットなレーベルですが、レーベル内の雰囲気はいかがですか?

最高だよ。オーナーのトミーとはビジネスというよりは、家族同然なんだ。良いことも悪いことも全部ひっくるめて、俺たちとTragic Heroは家族同然の付き合いをしているんだ。これ以上のことは望めないって思っている。俺たちは、一緒になって頑張っている。家族としてね。俺たちの無謀とも思われるような夢を実現させるためにね。実際にすべてがうまく行っているし、その日が来るのが楽しみだよ!

-将来どんなバンドになりたいですか?

はっきりは分からない。でもScapegoatは常に何らかの形で音楽をやっていくだろう。まだ俺達は冒険しきっていない場所がたくさんあるんだ。今のところは、Zombie Dogのメッセージを十分な人に聴いてもらうために動きまわって行くよ。そして、実は俺はサイド・プロジェクトでソロをしていて、それは数年後にTragic heroからリリースされる予定だよ。

-最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

質の高い音楽に対する日本のみんなの熱狂的なサポートにはいつも感心し、尊敬している。みんなの心に、俺らの音楽が美しいコードとともに届くことを祈っている。心を開いて、是非Zombie Dogを聴いてみてほしい。何かが見つかるかもしれないよ。実は、来年には日本に行けるかもしれないんだ。その時にみんなに会えるのを楽しみにしているよ!