INTERVIEW
AUSTRIAN DEATH MACHINE
2008.08.21UPDATE
2009年10月号掲載
Member:Tim Lambesis
Interviewer:ムラオカ 通訳:George Seki
-ソロ・アルバムリリースおめでとうございます。 今の気持ちを教えてください。
Tim Lambesis:アルバムの仕上がりにはとても満足しているよ。楽しい仕事をするのは素晴らしい気分だ。出来上がったサウンドもグレイトだしね。
-ティム・ランベシスのままでなくAUSTRIAN DEATH MACHINEというソロ・プロジェクト名に決めた理由を教えてください。
このバンドは俺だけでなく、アーノルド・シュワルツェネッガーのキャラクターにリーダーをしてもらいたかったんだ。コンセプトがアーノルドってだけじゃなく、俺と一緒に実際に歌ってるっていうコンセプトだと分かっていた方がオモシロイと思ったんだよね。
-アルバム・ジャケットにはシュワルツネッガーのターミネーターらしきキャラクターが描かれていますが、この男がAUSTRIAN DEATH MACHINEなのでしょうか?
そう、アーノルドのマシン・バージョンにしたかったから、必然的にターミネーターみたいになったよ。
デザイン・クリエイターのEd Repkaは最高のカバー・デザインを製作してくれたよ。
-曲間にナレーションを入れていますが、このアルバムはコンセプト・アルバムなのでしょうか?
もしそうでしたら全体のストーリーを教えてもらえますか?
バンドマンになったアーノルドのブルータルでヘヴィな面をこのアルバムで表現してみたかったんだけど、曲の間でトークしてもらって、彼のオモシロイ面も出したかったんだ。
-またナレーションの声もあなたなのですか?
アーノルドの声のほとんどは俺の友人のチャド・アッカーマンにやってもらったんだ。俺がセリフを書いて、一緒に録ったんだ。
-僕自身はこのアルバムは非常にハイレベルなジョークとも感じたのですが、この意見を聞いてどう思いますか?
確かにジョークとして楽しむために作ったアルバムだよ。やっぱり、あんまりにも自分達の理想を追求している、マジメ過ぎるメタル・バンドのほとんどとはコンセプト自体が全く違うしね。曲自体が、アーノルドのファンじゃなくても楽しめるから、これがジョークとして成立している理由のひとつだと思うよ。
-ソロ・プロジェクトとはいえギター・ソロ以外のすべてのパートを自分自身で演奏したのはなぜですか?またメンバーや他のバンドの友人に声をかけようと思わなかったのですか?
俺はAS I LAY DYINGを始める前からギターを弾いてたのもあって、ずっとレコーディングしたかったんだよ。AS I LAY DYINGではギター・パートを作る手助けする事はあっても、実際にプレイする機会はほとんどなかったんだ。AUSTRIAN DEATH MACHINEをソロ・プロジェクトっていう形にする事で、大好きな楽器を全部自分で演奏する事ができるんだ。もし人を入れたらメンバーに楽曲を教えなきゃならないしね。
-あなたは以前からギター、ベース、ドラムすべて弾くことができたのですか?またこのアルバムのためにあらためて練習した楽器はありますか?
レコーディングする度にどの楽器も少しずつ何か新しい事を学び取ってるつもりだけど、このアルバムを作る前からある程度はどの楽器も知識を持ってたよ。
-このアルバムに収録していなくても、ギター、ベース、ドラム以外で扱えるほかの楽器がありましたら教えてください。
昔はピアノを少し弾いていたけど、今じゃほとんど覚えてないなぁ。
-AS I LAY DYING結成以前には他のバンドでヴォーカル以外のパートで活動していたことはありますか?
AS I LAY DYINGの前ではギターしかやってなかったよ。俺がAS I LAY DYINGでヴォーカルをやりだしたのは、単純に気に入ったヴォーカリストに巡り合わなかったからなんだ。
-ベテランのLIZZY BORDENから、DAATH、HASTE THE DAYまで幅広くたくさんのギタープレイヤーをゲストに招いていますが、彼らを選んだ基準やきっかけを教えてください。
ゲスト出演してる人達はみんな俺の友達なんだ。AUSTRIAN DEATH MACHINEをとにかく楽しい作品にしたかったから、友達だけに関わって欲しかったんだよね。あとは、自分みたいにアーノルドの大ファンである事だけが基準だったんだ。