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INTERVIEW

SIMPLE PLAN

2008.07.06UPDATE

SIMPLE PLAN

Member:Sebastien Lefebvree(Gu&Vo) / Chuck Comeau(Dr)

Interviewer:KAORU

-ニューアルバム「Simple Plan3」の大ヒットセールスおめでとうございます。 独自のサウンドを確立したいいアルバムだと思いますし、ポップパンクなSPを求めていたキッズも納得するような完成度の高いアルバムだったと思います。たくさんのリスナーから感想など寄せられていると思いますが、どのような反応をもらっていますか?

S:ありがとう。リリースされた当時は音楽性が結構変わったから受け入れてもらえるか不安もあったんだけど、「When I’m Gone」を聴いて「いいじゃん!」て言ってくれるファンが凄く多かったんだよね。それからどんどん広まっていって、今は世界的いい評価をしてもらえていると思うよ。

-バンドはどんどん成長していくのに対してリスナーがついてこれないという状況は様々なアーティストが体験していると思います。今のSPについてはそのような例には当てはまらないとは思いますが、もし今後「これはファンが困惑するのは間違いない、でも素晴らしい」と確信出来るサウンドが生まれた場合、あなたたちは 恐れることなくそのサウンドで勝負していこうと思いますか? また、アーティストとしては、ファンに求められるものと、自分達がやりたいことの比重はどちらが大事だと考えていますか?

S:実はこのアルバムを作った時には逆のことを考えていたんだ。同じものを作りたくないってね。どちらかっていうと常に変わっていくっていうのを俺達は望んでるんだ。 確かにリスクはあるけど、そのリスクはアーティストである以上負っていかなきゃいけないものだと思うよ。

C:難しい質問だよね。ただ俺達はファンに受け入れられないものを作るとは思えない。 俺達のファンていうのは年齢も近いわけだから、抱えてる人生の問題とか悩みも似てるものがあるわけで・・・だから仮に音楽性が変わってもついてこれるものだと信じてるよ。 例えばどこかのロックバンドが突然カントリーのアルバムを作ったりしたらファンはびっくりするだろうけど、俺達はそういうことはするつもりはないしね(笑)
人間としては成長していくだろうけど、やってるメンバーは同じだから、これからもファンがついてこれる範囲内のものを作っていけるんじゃないかな。 あとは願わくば、達が成長していくのと一緒に、ファンも成長していってくれたらいいなって思うよ。

-今後SPとしてチャレンジしてみたいと思っているサウンドはどのようなものですか?

S:このアルバムを出したことによって俺達はいろんなことをやっていいんだっていう自信が持てたから、更に新しいサウンドを取り入れていきたいと思ってるよ。でも次作についてはまだ未定だね。

C:ひとつ考えてるのはクールなコラボレーションかな。全く異ジャンルのアーティストとのね。例えばFLO RIDAとかとコラボレーションするのはクールなんじゃないかなって思ってるよ。

-最近個人的によく聴いている音楽をいくつか教えてください。

C:俺はKANYE WESTが大好き! S:俺も!もう超超超!イカしてるよね~。

C:東京でショウがあったら是非みんなにも見てほしいよ。びっくりするくらい素晴らしいんだ。ジャンルはパンクロックではないけれど、彼はアーティストとしてパンク精神を感じるよ。

S:俺はRADIOHEADの「In Rainbows」とかTHE KOOKSの「Konk」とか最近のお気に入りだね。UKのクールなバンドも大好きなんだ。

C:あとGAVIN DeGRAWの新作は素晴らしいよね。パンクロックだとMxPxが好きだな。

-ありがとうございました。あと最後に、SIMPLE PLANとは直接は関係のない質問なんですが、MY CHEMICAL ROMANCEのファンが自殺したことが、バンドのせい、如いては“エモ“のせいにされてしまったというニュースをご存知でしょうか?もしご存知でしたらこのニュースに対してどう思われましたか? 同じアーティストという立場からして何かしら感じるものがあったのではないでしょうか?

C:新聞で見たよ。こういうことって何年かに一回必ずあることなんだよね。EMINEMの時もあったし、METALLICAの時もあったし、MARILYN MANSONの時なんかも記憶に新しいよね。 こういうことって必ず大きく報道されるものだけど、音楽っていうのは今の自分の状況を映し出したりする鏡のようなものではあるとしても、決して元々自分の中に全くない、新たな感情や問題を生み出す行為ではないはずなんだ。 だからたまたま問題を抱えていたファンが自殺してしまったわけだけど、それは決して音楽のせいではないんだよ。 大袈裟に騒ぎ過ぎだよね。音楽のせいにするのは責任転嫁でしかない。 自殺してしまったことはとても悲しいことだけどね。