INTERVIEW
THE CLICK FIVE
2008.06.22UPDATE
Member:Ethan Mentzer ? Bass / Ben Romans ? Keyboards
Interviewer:MAY-E
-なるほど。THE CLICK FIVEはパワーポップ~ポップ・ロックバンドではありますが、あなた方のファンにはポップ・パンクのリスナーも沢山いるでしょう。
Ethan:確かに、たくさんのファンが見受けされるね。僕らの曲にも早弾きのギター・パートを取り入れた曲もあるから、ポップ・パンクのファンがいてもおかしくないと思っているよ。だけど、僕らはあくまでもロックンロール・バンドさ。どこか一つのカテゴリに入るのではなく、音楽が好きな人なら誰にでも聴いてもらえるようなロックンロール・バンドを目指しているんだ。レヴェルの高いポップ・ソングを、これからもずっと作っていきたい。良い曲を作り続けて、誰にでも受け入れられる良いロックンロール・バンドでありたいね。
-逆に最近ではパワーポップのようなアプローチを取り入れたポップ・パンクバンドも多く出て来ましたが、ライバル意識はありますか?
Ethan:ライバルといえば、ポップ・パンクに限らず全てのバンドがライバルだと言えるかな。
Ben:ジャンルに限らず、良いバンドは応援したいと思うし、刺激を受けるバンドはいつも意識しているよ。バンドのスタイルに関係なく、良い曲を作るバンドかどうかということでは競争しているつもりだよ。
Ethan:僕自身、NOFXやGREENDAYやTHE CLASHなんかのパンク・バンドに少なからず影響を受けているんだ。僕らはみんな、パンク・バンドは好きなんだよ。
-その刺激を受けるバンドとは具体的に誰でしょうか。
Ben:バンド的に言えば、BEATLESやROLLING STONESなんかのクラシカルなポップ・ソングを作っているバンドにいつも影響を受けているかな。僕個人で言えば、SILVERCHAIRとかね。彼らの新作の方向性にはとても関心しているんだ。最近のバンドならMUSEとかKEANEとかMUTE MATHあたりかな。COLDPLAYの新作はまだシングル2曲しか聴いていないのだけど、とても楽しみだよ。あとはFEELINGSとかFOUNTAINS OF WAYNEとか、本当にたくさんのバンドから刺激を受けているんだ。
Ethan:TRAVISは素晴らしい3ピース・バンドだと思う。あと、Wilcoはいつも良い曲を作っているロックンロール・バンドで、バンドとしてとても優れていると思ってるよ。Tom Petty もそうだね。the Heartbreakersは30年近くやっているんだけど、彼は常にいいバンドを作っているんだ。
-では最後に、リード・ソングの「Jenny」について教えてください。曲作りのプロセスは?
Ben:曲の制作のプロセスとしては、まずメロディを作って、その後に歌詞をのせていったんだ。どんなことにも善と悪のように、相反するものがある。歌詞は、男女の恋愛関係をベースとしてはいるんだけど、恋愛だけじゃなくて全ての人生にあてはまることを言っているんだよ。
-その「Jenny」のPVには「栗っ喰五」というパネルが出てきますね。漢字にした時の意味はご存知ですか?(※栗っ喰五=クリックファイブの当て字のようです)
Ethan:あのPVはマレーシアで撮影したんだけど、あれはスタジオ・プロダクションの誰かが作ったんだよね。誰が用意したものなのかも知らないし、実は意味も分からなかったりするよ(笑)