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INTERVIEW

DONNAS

2007.09.22UPDATE

―あなた方が新しく立ち上げたレーベル「Purple Feather Records」とは、どのような意味で、どのような気持ちが込められているのでしょうか?女性を一番美しく見せる色といわれている紫を使っているところもとても興味深いです。

B: 紫はとにかく素晴らしい色よね。カッコ良いし美しいし強い色。これ以上ないくらい、もう最高の色じゃない? 翼の下に紫色の羽根をもつアヒルに、"その紫色の羽根を見せて"って言いたい衝動に駆られて、その思いに取りつかれている内に、レーベルは"Purple Feather Records"でいこうってことになっちゃったの!レーベル・ロゴも気に入ってるのよ。

―自身のレーベルを立ち上げようといつ頃から考えていたでしょうか?

A: Atlanticから離れた時、またメジャー・レーベルとサインするか、インディにすべきか、何にすべきか、決心できないでいたの。それで色々な選択肢を模索した結果、過去数枚のアルバムと同様のこともできると思ったのだけれど、音楽業界は変わってきていて、今の時代、本領発揮できるのは自分達で主導権を握って、自分達ですべて手掛けることだと実感したの。

―またなぜ自身のレーベルを立ち上げようと考えていたのでしょうか?立ち上げる際には、相当なリスクもあったと思われるのですが・・・。

B: 例えばね、私達の凄腕マネージャーふたりや、最高の配給会社にブッキング・エイジェントに出版会社、それから私達をサポートしてくれる、信頼できるファン達といった、心強い存在がない方が、よりリスキーだと思う。最初はね、自分達で出してみようと、単なるジョークみたいに言い続けていたのだけれど、だんだん真剣になってきて、それでしまいには本当にそうなっちゃったの!

―ガールズ・バンドはともすれば、そのサウンド面よりもヴィジュアル面に興味をもたれることもあると思われるのですが、あなたたちはいかがでしょうか?

A: 始めたばかりで凄く若かった頃は、お揃いの衣装とか、そういうことばかり話題にされたけれど、ツアーに出てライブを行なうようになってからは、そういう話も殆ど出なくなっていったわ。私達にとって、イメージはそう大事ではないしね。自分達の納得のいくイメージでいきたいけれど、でも特定のイメージでみんなを夢中にするのは、私達のメインゴールではないの。私達はずっと、音楽とライブ・ショウに拘るバンドだったし、ファンもそういう私達を愛してくれているのだと思う。

―あなた方は10年以上も結成以来の不動のメンバーで活動していますよね?これはガールズ・バンド史上稀にみることだと思うのですが、なぜあなた方はこれほど長く続けてこられたのだと思いますか?

B: お互いのことが大好きだし、共通点が凄くあるから、代わりに誰かを入れるとか、メンバーを増やすなんてことは、まるで考えられないのよね。それにね、このバンドの為なら何だって出来ると思うくらい、このバンドを愛しているの。

―結成10周年を迎えた今、これからどのようなバンドになっていきたいと思っていますか?

A: 実は結成14周年を迎えたのよ! これからもワクワクするような、楽しくて魅力的なロック・ソングを、長い間生み続けられるバンドでありたいと、強く願っているわ。

―そのなりたいバンド像に向かっていくこれからのザ・ドナスにとって、今回のアルバムはどんな意義があると考えておられますか?

B: このアルバムで、振り出しに戻った感じがしているの。自分達のルーツに戻った作品! とにかくね、自分達の持っている力、これまでのツアーや曲づくりやレコーディングから学んだことや、音楽のいちファンとしての思いが込められた、大切な一枚ね。

―アルバムリリース後の活動予定を教えてください。

A: 9月と10月はアメリカ、そうして11月の終わりまでは、ヨーロッパをツアーすることになっているの。そうしてクリスマス休暇とお正月の後に、オーストラリア、ニュージーランドに行けたらと思っているの。もちろん日本へもよ!!

―最後に、日本のファンへ向けての一言お願いします。

B: 日本は私達にとって至福の場所なの。何よりも好きなのは、色々な文化が混在するところ。お寺や神社などの素晴らしい歴史があると思えば、ナイトライフとファッションは最先端をいっているし、とにかく世界中の最高の部分が、ひとつの場所に凝縮されている感じよね。人々も凄く魅力的で素敵で、行く度に友達が増えているんじゃないかしら! 今度また行った時には、みんな友達を連れて、私達のショウに来て、そうして一緒に歌って、思い出深い夜にしましょうね!!