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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SAOSIN

2006.08.06UPDATE

2009年09月号掲載

SAOSIN

Member:Chris Sorenson(Ba.)

Interviewer:ムラオカ

-初めまして!日本のラウドロックミュージックのフリーペーパー「激ロック」といいます。それではインタビュー宜しくお願いいたします。
まずはバンド結成のいきさつから今に至るまでを簡単に教えてください。

ボーとジャスティンが2003年にこのバンドを結成して、最初のショウの直前に僕とヴォーカルのアンソニー・グリーンが加入した。このメンバーでショウを3回やった後、ドラムスのアレックスを入れて、すぐに2ヶ月のツアーを始めたんだけど、アンソニーとはうまく行かなかったんで、彼は脱退し、コーヴを見つけて2004年の終わりにまたツアーを始めた。2005年はほとんどずっとツアー三昧だった。MY CHEMICAL ROMANCEとTHE USEDと一緒にtaste of CHAOS Tour、WARPED Tour、AVENGED SEVENFOLDと一緒に2ヶ月のツアーをやって、その後にファースト・アルバムをレコーディングしてまたツアーに出ているといった状況だね。

-影響を受けたミュージシャンは?

僕が好きなのは、DEFTONES、SOUNDGARDEN、PEARL JAMとかだね。 子供の頃はピーター・ゲイブリエルや、SEPULTURA、PANTERAみたいなメタル・バンドも好きだった。

-SAOSINという名前はいったい何に由来するものなんですか?

セイオシンとは、永遠に続くものなど何一つ無いので慎重に愛せ、という意味の中国の諺だ。文字通りの訳語は"気をつけろ"ということだ。

-リリースされてから少し時間がたちますが1stアルバムリリースおめでとうございます。インディーレーベルからのEPをリリースしてから今作が出るまでに時間がかかりましたよね。それはなぜでしょうか?また作品には満足していらっしゃいますか?周囲の反応なども教えてください。

アルバムの出来栄えにはすごく満足してる。オレたちはみんなこのアルバムを作れたことを誇りに思ってるよ。作る過程は大変だったけどね。反応もすごくいいよ。遠いアジアの日本で僕たちの曲を観客が一緒に歌ってくれるなんて感動せずにはいられない。
リリースするのに時間がかかってしまったのはいろんなことが重なってしまってなんだ。絶対パスしたくないツアーをたくさんやってたことが最大の原因だと思う。あとは、みんなアイディアを出すたびに、"そりゃ最低だ"って言ってたからだね。そんなことで曲作りのプロセスが大幅に遅れてしまったんだ。全員があらゆる曲の36個の音符の全てに納得行くまで詰めて、やっとハッピーになれる、っていうのが僕らの信条だから。この2つの理由でリリースが遅れてしまったんだ。待っていてくれたファンにはごめんと謝りたいな。でもやっとリリースされたんだから、ぜひ買って欲しいな。

-アルバムの中で一番気に入ってるのはどの曲ですか? 気に入ってる理由も教えてください。

Come Closeだね。SAOSINのために僕が一番最初に書いた曲なんだけど、書いた後ずっとそのままにしておいて、何年も経った後に他のメンバーたちがすばらしい曲に作り上げてくれたんだ。トラッキングする数日前にヴォーカルを書き上げたんで、うまく出来上がったときはホント嬉しかったよ。

-ライヴでお客さんの反応が素晴らしいのはどの曲ですか?

今のところ、どの曲もライヴで凄く反応がいいよ!その中でも特に反応がいい曲は、長い間やってる、Bury your Head, Sleepers, Seven Yearsだけど、観客が一緒になって歌って一番盛り上がるのはVoice is Defかな。

-SAOSINの2007年の予定はどうなっていますか?

GIVE IT A NAME FESTIVALに出演した後、他のバンドのサポートアクトとしてツアーに回るという話は出ているよ。ヘッドライナーとしてツアーができたら嬉しいけど、そのためにまずはがんばらなくちゃ、っていうところだね。

-メジャー・レーベルと契約してバンドは変わりましたか? アーティスティックな面で犠牲を払わなきゃならないとか、妥協しなきゃならないということは出てきましたか?

キャピトルは僕たちと契約するのにふさわしい唯一のレーベルに思えたんだよね。キャピトルには僕たちと同じようなスタイルのバンドが他にいないから、とにかく道理にかなった選択だと思えた。同じジャンルのバンドがいっぱいいて、その中の一つにすぎない、っていう状態にはなりたくなかったから。僕たちのことをメインのフォーカスにしてくれるレーベルとサインしたいと思ってて、キャピトルと契約したときは望み通りになったという感じだった。
大手のレコード・レーベルがバンドを変えるなんてことはないんじゃないかな。若いコたちはみんなそういうことがあると思っているみたいだけど、大いなる誤解だね。レーベルがコントロールできるのは自分で自分の曲を書かないアーティストだけだよ。僕たちは自分たちの音楽を100%コントロールしてる。レーベルが何と言おうが関係ない。僕たちは僕たちのために音楽を作ってるんであって、レーベルのために作ってるわけじゃないんだ。彼らが僕たちの音楽のどっかを変えたいとしても、僕たちが変えたくなければ僕たちの好きなようにやるまでだよ。僕たちの音楽、クリエイティヴィティーがレーベルにコントロールされることはいっさいないよ。