DISC REVIEW
-
-
待った甲斐があった――。カオティック・ハードコア最大のカリスマ、CONVERGEの単独作品としては約8年ぶりとなる最新作は、思わずそう口にせざるを得ない一枚だ。シームレスに配置された楽曲は、約30分の中に怒りと痛みがこれでもかと詰め込まれ、混沌と狂気を生々しい熱量でリスナーへと叩き付ける。初期を思わせるニュースクール由来のサウンドや、強烈なデス・メタル/スラッジのリフ、さらに彼等の影響下にあるネオクラストへの目配せのようなパートまで飛び出し、バンドのキャリアを総括するかのような振り幅も見せながら、無常感を孕んだ「We Were Never The Same」へと帰結する展開も見事。結成35周年を迎えた今も、最前線に立ち続ける凄みが凝縮されている。 菅谷 透
















