DISC REVIEW
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もともとは、Kj(Vo/Gt/Dragon Ash)のソロ名義での活動に際し、ツアー・メンバーとして集まった豪華な顔ぶれ、PABLO(Gt/Pay money To my Pain/POLPO/RED ORCA)、武史(Ba/山嵐/OZROSAURUS)、渡辺シュンスケ(Key/Schroeder-Headz)、櫻井 誠(Dr/Dragon Ash/ATOM ON SPHERE)。今作は、前作に引き続き彼らのメイン・フィールドであるラウドロックの世界からは少し離れ、ピアノが前面に出たエモーショナルな楽曲が並ぶ。また、ジャジーで大人っぽい変化球的な楽曲や、しっとりと聴かせるナンバーもありつつ、ファンの期待に応えるような疾走感のあるロック・サウンドもしっかりと盛り込まれているなど、耳の肥えたロック・リスナーも納得の充実した1枚となった。 山本 真由