DISC REVIEW
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USクリーブランド出身、ヴォーカルからドラムまでの全パートを担当するATHENARによるひとりバンド・プロジェクトが、4作目となるニュー・アルバムをリリースする。80年代メタル/パンクの美味しいところを突き詰めたようなサウンドで、かねてよりアンダーグラウンドなヘッズの間で支持を集めてきたMIDNIGHTだが、名門Metal Bladeに移籍後初のリリースとなる今作も、Track.1のタイトル"Fucking Speed And Darkness"が物語る通り、サタニックなスピード・メタル・サウンドが炸裂。ギター・リフからソロに至るまでキャッチーで質の高いメロディと、ヘドバン必至のビートはメタラーのツボをガッチリと捉えて離さないことだろう。できる限りの爆音で楽しみたい。 菅谷 透