DISC REVIEW
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GREEN DAYのBillie Joe Armstrong(Vo/Gt)の息子、Joey Armstrong(Dr)が所属していることもあって、一時期話題となったSWMRS。大ブレイクするわけでもなく、なんとなく気になるバンドとして人々の記憶に刻まれた彼らが、新作をリリース。70'sパンクの匂いがするあたりはGREEN DAYの系譜にも繋がるが、サウンドの方向性はまったく違う。ロックンロール・リバイバルとグランジ、カリフォルニアらしいローファイをミックスしたようなサウンドで、気取ってないのになんだかお洒落。そしてフロントマン Cole Beckerの存在感がものすごくアートだ。ぶっ飛んだテンションとドリーミーな歌声が混在し、いい意味で狂気的。まだまだ旬のSWMRSをぜひ。 山本 真由