DISC REVIEW
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スコットランドが生んだ最強のパイレーツ・メタル、ALESTORMのフロントマンであり、パワー・メタル・バンド GLORYHAMMERでは作曲とキーボードを担当する才人、Christopher Bowesによる新たなプロジェクト。本作はデビューEPという位置づけになるのだが――ノイジーなギターとチープなビート、徹底的にふざけた態度が全5曲に貫かれたエレクトロ・パンク具合は、公式の資料に"Brand New Brutal Beancore"などと書かれている時点でいろいろと察していただきたいところだ。ラップ風の歌唱も堂々とこなしてしまう彼のフットワークの軽さには脱帽と同時に脱力してしまう。本人は本気なのかもしれないが、確実に冗談がわかる人向けのハッピー・サウンドである。 井上 光一