DISC REVIEW
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本当に、やっとというか、"待ってました!"という感じ! こんなにしばらく彼らの名前を聞かなかったのはどうしてだろう? とにかく、FYSの4年ぶりのニュー・アルバムは、前作で普遍的なロックンロールのダイナミズムをみせた彼らが、それをそのまま自分たちのフィールド(我らがポップ・パンク!)に持ちこんだかのような、のびのびとしたパワフルさの感じられる作品になっている。ちょっと見ない間に、ベテラン・バンドの余裕が出てきたな、という印象を受けた。手の込んだアレンジも要所に見られるものの、ブレイクダウンも、大合唱必至のシンガロング・パートもめちゃめちゃ派手に楽しんじゃってる! さらに、おハコともいえるハードコア寄りのギター・サウンドもバリバリながら、聴き手に寄り添う温かなメロディにも力が入った今作。早くライヴでも楽しませて欲しい! そんなに待たせずに、日本にも来てくれることを切望します!山本 真由