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DISC REVIEW

Obsidian Plume

世界的に活躍しているCHTHONICに続き、ブレイクが期待されている台湾出身のブラック・メタル・バンド、ANTHELION。ベーシックとなるアグレッシヴなデス・メタル・サウンドにシンフォニック・メタルを大胆に導入し、メロディアスなギターの旋律がさらに叙情性を加速させる。日本人チェロ奏者である斎藤孝太郎や、CHTHONICのFreddyを始め、現地のシンフォ系メタル・バンドで活躍する女性シンガーも多数起用し、豪華な布陣によるレコーディングを行っており、その成果は楽曲にダイレクトに反映されている。ANTHELIONの狂暴なサウンドやグロウルに対となる、美しい女性コーラスやピアノの旋律が相反する陰と陽の如く螺旋状に融和し、オペラティック・メタルとしてもハイ・レベルな作品となっている。 藤崎 実