DISC REVIEW
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福岡の5人組が全国に放つ、5曲入り2nd EP。2008年の結成以来、Pay money To my Painのツアーへの参加やONE OK ROCK、coldrain等と共演してきた華々しいキャリアを持つバンドだが、本作ではそれまで主に使ってきた英語詞を封印。終始メッセージ性の強いストレートな日本語詞で展開され、自らをも鼓舞するようなアツい言葉たちが並ぶ。背中を押されるというよりは蹴り飛ばされ、喝を入れられるような爽快感のある作品となっている。その熱量はサウンドにも感じられ、メロディアスなフレーズが並びながらも時に顔を出すハードコアに通じるヘヴィなリフ、扇情的なシャウトには胸を打たれる人も多いのでは。ライヴ会場でガッツポーズをとりながらシンガロングしたくなる作品。 小林 詩央里