DISC REVIEW
-
オクラホマ出身の5人組モダン・ロック・バンドによる4thアルバム。プロデューサーは前作同様、Ozzy Osbourneなどを手がけるKevin Churkoが担当している。モダン・ロック純粋培養とでも言うべき大味のロックンロールを奏でてきた彼らだが、今作では「Save Me」に代表されるように、シーケンスを織り込んだインダストリアル的な曲もあり、「Wanna Be Rich」に至っては、現代的なレイヴ風エレクトロの要素さえ入っていることにビックリする。基本路線は変わらず、全体的に骨太で逞しいサウンドで、郷愁を誘うバラードも充実しているのだが、これまでにないほどポップな曲もあったりと、どこかで自分たちの殻を破りたかったのかな?と推測してしまう。聴けば聴くほど面白い作品だ。 KAORU