DISC REVIEW
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オーストリアはウィーン出身の5人組ALL FACES DOWNが、本国では昨年発売の『Face The Truth』を10月にリリースし日本デビューを果たす。初期スクリーモに通ずる、小細工なしのストレートなサウンドが魅力的な彼ら。ここ最近の“スクリーモ”ではなく、FUNERAL FOR A FRIENDやSTORY OF THE YEARらの全盛期の頃の中期スクリーモに近いサウンドである。アルバム全体を通して疾走感のあるキャッチーなヴォーカル・メロディが特徴の彼らだが、それだけでなく随所に入るブレイクダウンによって作品全体が引き締まり、飽きることなくアルバムを通して聴ける。中期スクリーモ～最近のモダンなスクリーモ好きまで幅広い層に訴える1枚だ。 出口 勇迅
