DISC REVIEW
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PERIPHERYも影響を受けたと言及しているオランダ出身のTEXTURESの世界デビュー作品。これまでに4枚のリリースを重ねてきたTEXTURESが満を持して世界へと解き放つ本作は、シンコペーションを多用した独特のリズムとヘヴィなリフ、そしてDaniel de Jonghの伸びやかなクリーン・ヴォーカルが複雑に絡み合い、独自の世界観を体現している。異常なテクニックを詰め込んでいるにもかかわらず、緻密に計算され、構築された曲の構成故に、テクニカル志向のフリークに限らず幅広いリスナーに受け入れられるサウンドを生み出している点は広く評価されるべきだろう。PERIPHERYらと共に長期に渡るアメリカ・ツアーを今年敢行する彼らの世界侵攻はまだ始まったばかりだ。 米沢 彰
