DISC REVIEW
-
アメリカではGREEN DAYがアルバムをリリースし、BLINK182の再結成もあり、さらにはALL TIME LOWがインディーズ・シーンを率先するなど、音楽シーン全体がかつてのポップ・パンクの勢いを取り戻しつつあるように感じる。イギリスではアメリカに比べまだ下火だと言えるが、そんな中でも爽やかで元気なポップ・パンク・サウンドを鳴らすバンドが絶えることはない。最近ではKOOPAなんかがまず思い浮かぶところだけれど、このMIKE TVも彼ら同様に安定感のある演奏力を備え、キャッチーでフックのあるメロディーをさらりと歌いこなす実力派だ。控えめだが爽快感をプラスするキーボードの演出も◎。USELESS IDやME FIRST&THE GIMME GIMMEらのUKツアーのオープニングアクトに抜擢されたことにも納得の日本デビュー盤。MAY-E