DISC REVIEW
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黒人ヴォーカリストにバックには白人の楽器隊4人という結構珍しいバンド編成の彼ら。現在のロック・シーンの中では主流になったといって良いほど人気を確立しているキラキラなダンス・ロック、エレクトロなサウンド・スタイルを彼らも踏襲している。そんな雨後の竹の子状態のシーンの中でも彼らは光り輝いて一歩抜きんでている存在。LET'S GET ITが他の同類のバンドと異なる点はヴォーカルのJoeの表現力が圧倒的に高いことが上げられる。THE HIGHERのSethに匹敵するんじゃないかと思ってしまうほどの歌唱力。バラード・トラックの「Maps」ではR&Bシンガー顔負けナ彼のヴォーカルが堪能できる極上のトラックだ。ムラオカ