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INTERVIEW

NAMBA69

2014.06.09UPDATE

2014年06月号掲載

NAMBA69

メンバー:難波章浩 (Vo/Ba) K5 (Gt) SAMBU (Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

『MELODIC PUNKS NOT DEAD!!!』。このフレーズがNAMBA69サウンドをなにより物語っている。2010年よりソロ・アーティスト難波章浩として活動し、2012年にはアルバム『WAKE UP!!!』を発表し、3ピース・バンドNAMBA69として1stシングルをリリースする。Hi-STANDARD作品やNOFX等を手掛けてきたプロデューサー/エンジニアRyan Greeneと再びタッグを組み、90年代メロコアの持っていた、無邪気で、自分たちの手で何か生み出そう、新しいもの、新しい遊びを作りだそうという気概を、この2014年の今もういちど音として体現しようという試みを感じる作品となった。当時の思いを焼き直すのでなく、これまでの体験、震災を経ての時代の空気を汲んだ、今のステートメント。現在進行形の最新型メロディック・パンクでぜひ盛り上がって欲しい。

-NAMBA69としての1stマキシ・シングル『MELODIC PUNKS NOT DEAD!!!』がリリースとなりますが、これまで難波さんのソロの名義でも、K5さん、SAMBUさんは一緒に活動してきました。この1年でバンドという形にしたというのは何か理由があったんですか。

難波:みんなからすると、表向きはそんなに変わらないかもしれないんだけど、俺らのなかにはものすごい変化があって。前は全部、俺が作った曲を2人にこうやってくれる?っていう言い方で、サポートしてもらってるっていう気持ちのほうが強かったんだよね。そういった時間を越えて、メンバーみんなの気持ちが"このバンドでいこう"とひとつにまとまった。だったらもうソロとかじゃないから、まず制作や気持ちの持っていきかたを、3人が共有できるバンドにしようっていうところから始まっていて。全部、みんなで考えて自分たちで作っていることで、完全にバンドになれたなっていう気持ちがあって。

-そこから曲作りは3人で一緒にやっているんですね。

K5:俺たちも初めてだったんですね、そのやり方が。前は難波さんがほとんどアウトラインを作ってきて、俺らがさらにそこに乗っかっていく感じで。今回はスタジオでジャムって、最初の種から作りだしたから。そこは俺らもやりやすかったし、"さらにこうしようよ、こうしようよ"とか、バンドで"ここにいこうよ"っていうのがすごく見えやすくて。

-今の曲作りの方法になって、変わってきたことはありますか。

K5:難波さんの作るメロディがすでにヤバいので、そこにもっとヘヴィな音で、俺ら3人で4人バンドに負けないサウンドを作っていこうっていうのがあったので、今回は違うギターを使ったりして、ギターもベースも低音を意識して作りました。それが完成された感じ。

SAMBU:もともとそういうのを追い求めていたんですよ。

難波:キーを低くして、メロディックなんだけどヘヴィっていう感じを出した。がなれないしね、俺。チャレンジはするんだけど(笑)。でもスクリーム出ないから。やっぱり俺は、歌うしかないんだなっていうところにいった(笑)。

SAMBU:前回ももちろんいいんですけど、やっぱ歌に関しては今回すごくいい。

-はい、グッとくる感じがありますよね。

K5:そうそう(笑)。そこをわかっていただければ。

難波:そうね。前の『WAKE UP!!!』はやっぱり、震災以降にいろいろ思ったことがあって、それを音にした結果、ヘヴィになって歌い方も、強く歌ったりしていたんだけど。時を経て、やっぱり俺の持ち味は、カラっとした感じっていうか、ウキャっとした感じっていうか。あんまそういうキャラって日本にはいないなあと思って。自分の持ち味を殺したらいけないなと思って。スクリームもやめました(笑)。

全員:はははは。

-今作を聴くと、プロデューサー/エンジニアがRyan Greeneということもあって、Hi-STANDARDを彷彿とさせるところもあり、メロコア、メロディック・パンクを2014年のやり方で突き進めていくんだという気概を感じるんですね。今、この音楽をここでやる理由っていうのはあるんだろうなと。

難波:うん、ありますね。やっぱこれがやりたいんだなっていうのも単純に思ったし。あと、この3人で音を出すのは楽しいから。ハイスタの復活はものすごい喜びだったし、すごいパワーを感じるし、これからも可能性を感じるんだけど。やっぱ、NAMBA69は、いつも会ってる連中だし、自分の日常っていうか、そういうバンドだと思うので。そういうバンドがやっと始まったなっていう、始まれたんだなっていう。このバンドの可能性がこれから楽しみで仕方ないですね。だから、最近メロディックが盛り上がってないよって言いたいわけじゃない。かっこいいバンドはいっぱいいるし、海外のバンドでハンパないのたくさんいるからね。海外では、メロディックとかがまたきてて。10代の子たちが、わざわざ90年代のメロディックを聴いて、わざわざオールドスクールに作ったりしてるんですよ。俺ら今、いいところにいるんじゃないかなと思って。