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INTERVIEW

ELEVENTYSEVEN

2010.04.06UPDATE

ELEVENTYSEVEN

Member:Matthew Langston(Vo&Gt)

Interviewer:MAY-E

-PUNKSPRING08で初来日を飾っていますが、再びPUNKSPRINGへ出演することになりましたね。あなた方が以前「ファンに踊ってもらって、仲良くなって、輪を広めていってほしい」と語ってくれた通り、昨日も皆が笑顔で楽しんでいました。昨日のショーはいかがでしたか?

そうだね。昨日のショーも最高だったよ。オーディエンスのリアクションも良かったしね。新しい曲でも皆一緒に歌ってくれたのは嬉しかったな。

-メンバー3人がLEDを埋め込んだネクタイや帽子などをまとって登場しましたね。あれは誰のアイデアですか?

今回来日する前に、日本のファンに楽しんでもらえるように何か特別なことをしたいなって考えて、わざわざ作ってもらったものなんだよ。アメリカではDAFT PUNKやKaty Perry、MIAなんかのようにLEDを埋め込んでステージに立つアーティストがいるんだ。日本に来る直前に手に入れたものだから、あれを使用したのは日本が初めてだよ。今後はアメリカでも使用するかもしれないけどね。

-前回は宇宙服を着たダンサーがステージに登場したりするなど、あなた方のショーにはいつも予想を超えた驚きがあります。演奏力・歌唱力が安定しているだけでなく、エンタテインメント性の高いショーを目指していると感じるのですが。

うん。他のバンドよりも良く見られたいという訳じゃないんだけど、他のバンドがやっていないような事をやろうと常に思っているんだ。ファンが楽しんでもらえるようなことは何かを、バンドの皆でいつも話し合っているよ。

-昨日のショーを見ていて、例えば6人組のFOREVER THE SICKEST KIDSよりも3人組のあなた方の方が楽しいショーを見せてくれるバンドだと感じました。

クールだね!高校生の頃から今のメンバーでプレイをしているし、地元でも暇さえあれば皆で集まって遊んでいるんだ。他のバンドよりも長い時間一緒にいるから、今では話さなくても相手がどんなことを考えているのかが手に取るように分かるようになった。きっとそういうところからライヴでの一体感が生まれているんだろうね。

-エレクトロの要素が強いサウンドだと、ライヴでプレイする難しさもあると思うのですが、アルバムのサウンドをそのままステージに持ち込む難しさを感じることはありますか?それともスタジオ・アルバムとライヴは別物として捉えていますか?

ライヴでは周りのスタッフによるところも大きいんだけど、昨日のパンクスプリングでは音響スタッフがとても良かったお陰もあって、最高のショーになったと思う。アルバムではエレクトロなサウンドを取り入れているんだけれど、ショーでプレイする時にそれをどこまで再現するべきかを常に考えているよ。ライヴではアルバムと全て同じようにするんじゃなくて、際立ったエレクトロ・サウンドだけを取り込むようにしている。僕らは、プログラミングやエレクトロを担当する4人目となるバンドの架空のメンバーを想定しているんだ。彼だったらどういうサウンドを選んで、ライヴでどういうプレイをするだろうかと仮定しながらショーをしているんだよ。

-あなた方のアルバムは楽しさがテーマになっていて、ファンを楽しませるようなショーを見せてくれます。もしあなたに何か落ち込むような出来事があって、それでもステージに立たなければならなかった時、どんな風に気持ちの切り替えをしていますか?

バンドを始めたばかりの頃は、正直なところそういう気持ちの切り替えが上手く出来なかったんだ。だけどライヴを重ねるに連れて、ステージでは自然と気持ちが切り替えられるようになったよ。プライベートな出来事はステージでは気にならなくなるんだ。ステージでは楽器のことだったり、ファンのことだったり、他にも気になくちゃいけないことがたくさんあるからね。何よりも、僕らはショーに足を運んでくれたキッズの為にプレイしている。何か少しでもズレがあるとすぐに分かるんだ。キッズのことを常に考えてプレイするうちに、気持ちの切り替えが上手く出来るようになったんだよ。

-なるほど。目下最新作『Adventures in Eville』はMattのセルフ・プロデュースですね。プロデュース作業に難しさを感じることはありましたか?

うん。周りの人たちを落ち込ませたくなかったし、前のアルバムよりも良い作品を作らなければならなかったから、最初はかなりプレッシャーを感じたよ。エレクトロに関しては昔からやっていたから不安を感じることはなかったけれど、トラッキングやマスタリングなんかのエンジニア作業に関しては、今までやったことがなかったから不安要素ではあったね。バンドのメンバーやスタッフと何度も音を聞いて話し合った。前とは違う音だけれど、進化を遂げたサウンドに仕上がったんじゃないかな。

-そうですね。メロディーもキャッチーでフックもあり、サウンド全体もダイナミックに進化を遂げた素晴らしい作品だと思います。ファンベースも一層広がったと思いますが、リアクションはいかがですか?

どうもありがとう。言語の違いがあるから日本のファンがどう感じてくれているかは分からないんだけど、アメリカでアルバムをリリースしてから沢山のポジティヴな意見をもらったから、皆このアルバムを喜んでくれているんじゃないかと思っているよ。