LIVE REPORT
NEO BURNING FIRES
2026.01.24 @下北沢SHELTER
Writer : 高橋ちえ Photographer:MAYUMI
大寒波が日本列島を襲った日にもかかわらず、地下にある下北沢SHELTERに1人また1人と客足が伸びる。そして終演後、明るくなったフロアには多数のお客さんの姿。リリース・パーティーの主役 NEO BURNING FIRES(以下:NBF)の4人にとってその光景は心から嬉しいものであっただろうし、さらに音楽に邁進していくべく覚悟を決めた夜になっただろう。
最初にステージに登場したのはMEANING。玉置浩二「田園」のイントロに乗せ登場し、歌い始めからTAKEDA a.k.a TKD(Ba/Vo)がマイクを握ってカラオケ熱唱、"ライヴ・バージョンでの歌い方"も見事にワンコーラス歌い切る。すぐさま"NEO BURNING FIRES、来門(MC)さん、呼んでくれてありがとう。1発目、ブチかましていこう!"とのHAYATO(Vo/Gt)の言葉と共に「BLACK OR WHITE」でスタート。いつの間にやらステージから客席へ降り、フロア・ライヴさながらの状況で1本のマイクを客と奪い合うかのごとくライヴが続く。
下北沢SHELTERは今や外国人も連日多く訪れる場所だが、ちらほら見受けられる外国人たちも目の前の光景に釘付けだ。時折英語も交えながら"ピリピリしつつ楽しむのがライヴハウスだと俺は思ってる"とHAYATO、新たにNBFのMCとしても歩み始めた来門のことをSMORGAS時代にライヴで観ていた側だったとも思いを語る。"新しく歩み出したNBFに贈る"と「My War」、先輩への愛とリスペクトをしっかり感じる時間だった。
続いてはスケボーキング、MEANINGの激しいステージングを受けて"俺等はあんな動きはしないから"と、フロア前方のちょっとした余裕を詰めさせる。"(NBFとは)去年からお近付きになって、仲良くさせてもらってる"とSHIGEO(Vo/MC/Gt)。ちなみにスケボーキングは結成31年にして下北沢SHELTERは曰く20年ぶりのステージだったそうで、"あなたにもシェルター、あげたい"と、かつて発売されていた飴 チェルシーのCMに倣って盛り上がる(が、もはや分からない世代もいただろう)。
「TOKIO LV」でさらに盛り上がりを見せてからの後半、来門をステージに呼び込み披露した一曲は"去年作った曲だけど、いつ出すのかな"。タイトルは"King of Sound"らしいのだが、ぜひに早く届けてほしいコラボレーション・ナンバーだった。SHUN(Vo/MC/Key)が来門に対して"降谷建志(Kj/Dragon Ash/The Ravens)の髪型を真似してるでしょ!"と笑いを誘っていたが、2000年代初頭の音楽シーンの繋がりが今なお地続きな感じがして嬉しくなる。
そしていよいよリリース・パーティーの主役 NEO BURNING FIRESの登場。DJ BANBIがターンテーブルから出す音に乗せ"ぶっ飛ばしていくぜ! I'm here!"と叫ぶ来門、天井にぶつかりそうな程高々と飛び跳ねながら「Burning Upper Swing」でスタート。"また一から始めて結局死ぬまで歌うし、俺は老いても死ぬまで続ける。それが音楽、バンドだ"、さりげなく静かに決意の言葉を放つ来門。昨年リリースした「AWAKENING」と「ignition」を立て続けに演奏するときは、来門の息子でもあるドラム Ruuの"マブダチ"とも紹介されていたCouta(ASOUND)もキーボードで加わり、NBFのサウンドをよりスタイリッシュ且つ美しく響かせる。
そこへさらに曲兄が登場、独特のクセがある言い回しで"俺と一緒に遊ぼうぜ~!"と「曲り道」へ。カッコいいサウンドが鳴る中での寸劇を観ているかのようなステージングにNBFの振り幅の広さを感じる。"いろんなジャンルともコラボをしていきたい"と語っていた来門、MC/DJ/ベース/ドラムという構成且つ20代から50代までの各世代がいるメンバーは通ってきた音楽も当然バラバラだが、だからこそジャンルも決めずこの先もいろんな音で遊んでいけるバンドとして面白い存在になるだろうと感じた。"ガンガン新曲も作ってイベントもやるので、また遊びに来て!"そう語る来門の表情は本当に嬉しそうで、推測だが恐らく正式に決まってはいないにもかかわらず"今年はアルバム、出します!"の言葉まで出てしまったのは、来門がこのバンドで真剣にやっていく決意と受け止めた。
終始メンバー全員に目を配りながら演奏していたSMORGASメンバーでもあるベース 河辺 真が、終演後のステージ撤収の際これまでにない笑顔を見せながら"今日は、良かったんじゃないかな"と言ったその姿もNBFの未来が明るいことを予感させる。"俺たちは雑草のように たくましい"、「PRIDE OF WEED」の歌詞にある通り、雑草がたくましく花開くその第一歩を目撃したのであった。
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