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INTERVIEW

NO❤AF

2024.12.18UPDATE

2024年12月号掲載

NO❤AF

Member:心安 かなえ 虹乃 ひまり 黒坂 せいら 雫姫 みゆう

Interviewer:長澤 智典

スカとアイドルを融合し、そこにパンキッシュなテイストやポップな香りをまぶした音楽スタイルが魅力のNO❤AF。6月に開始したツアーの集大成として、8月に名古屋 DIAMOND HALLでワンマン公演"OPERATiON iDOL TOUR FINAL"を開催し、会場を満員の観客で埋め尽くした。その模様が、来年2025年1月1日にライヴDVDとしてリリースされる。この日のライヴに4人がどのような思いを持って挑んだのか、その胸の内をお伝えしたい。

-NO❤AFは、8月13日に満員の名古屋 DIAMOND HALLでワンマン公演を行いました。このステージに立つと決まったのはいつ頃でした?

黒坂:発表したのは今年3月でしたが、私たちは2月頃にプロデューサーさんから聞きました。

-DIAMOND HALLは1,000人収容できる会場です。それぞれ、ここでワンマン公演を行うと決まったときの気持ちを聞かせてください。

心安:昨年ワンマン("ReNYでいっちょかましちゃいまSKA!!!!")をした名古屋ReNY limitedも(キャパ780人と)広かったし、結果的にいい形にはなったけど、DIAMOND HALLはそこよりも大きな会場ということで、決まったときは正直不安のほうが大きかったです。

虹乃:DIAMOND HALLでワンマンができるのはめちゃめちゃ嬉しかったし、プロデューサーさんにその会場を用意してもらえたように、NO❤AFは恵まれた環境にいるなとも感じましたけど、私も楽しみよりも先に不安を感じていました。

黒坂:私もDIAMOND HALLでワンマンをやると聞いたときは先に嬉しさが込み上げてきたし、めっちゃ喜んだんですけど、その後冷静になって考えたときに"DIAMOND HALLってめっちゃデカいな"、"すごい人たちが出ている会場に私たちが......"と不安になりました。

-NO❤AFもそのアーティストたちと肩を並べたわけじゃない。

黒坂:その事実は嬉しかったですけど、だからこそ不安も大きかったです。

雫姫:3人は"不安"と言ってたけど、私はそのお話を聞いたときから本番の日までずっと楽しみで、ワンマンを迎えるまで"どんな感じのライヴになるのかな?"等といろいろ想像を巡らせていました。自信過剰の発言に聞こえるかもしれんけど、昨年名古屋ReNY limitedでワンマンをやったときに本当にいっぱいの人が来てくれて。その景色を見ていたから、DIAMOND HALLもいけるんじゃない? と思っていました。

-実際満員になったように、本当にいけましたからね。

雫姫:たしかに(笑)。正直怖さを覚える日もあったけど、メンバーみんなDIAMOND HALLに向けていろいろ努力していたし、NO❤AFとしての実力も着実に付いてきたのを自分たちでも感じていたからこそ、私は楽しみにしていたんだと思います。

-それぞれ、DIAMOND HALL公演に向けてどんな努力を重ねてきました?

雫姫:グループとしては、初めて東名阪でワンマン("東名阪ツアー~ROAD TO DIAMOND HALL~「OPERATiON iDOL」")をやった上で、ファイナル公演の場所としてDIAMOND HALLを、という流れを作りました。その間も、私はトーク力で人を楽しませるのが得意だから、その日まで毎日配信をして"NO❤AFはこういう曲をやってるよ"、"今、東名阪ツアーの最中なんだ"と喋って。それで"配信を観て興味を持ったから観に来たよ"と実際にワンマンに来てくれた方もいました。ライヴを観たことのある人たちにも"みゆうちゃんってこんな面白い人だったんだね"と言ってもらえたり、ライヴで見せる姿とはまた違った意味での親しみやすさを持ってもらえたから、配信をやって良かったなと思っています。

-さすがに、毎日配信は大変じゃない?

雫姫:毎日のように、ライヴをやってはその後に配信をやっての生活でしたけど、たとえ忙しいなかでも30分や15分でもいいから配信しようと、そこは頑張ってました。

黒坂:私はフライヤー配りをめちゃめちゃ頑張りました。名古屋で配るのはもちろんですけど、一度かなえちゃんと一緒にフライヤーを配るのとチケットを手売りするためだけに、大阪まで行ったこともあったり。自分でも配った数を把握しきれてないくらい、とにかくめちゃめちゃ配りました(笑)。それが癖になったのか、ワンマンの後も暇を見つけてはフライヤーを配るようになりましたね。

虹乃:私、普段はXのリプ返をしないんですけと、もっと親しみを持ってもらおうと"今日はリプ返するよ、だからリプください"って、この期間はよくリプ返をしていました。それをやったことで新しくフォロワーさんも増えたし、初めて出会う方からのリプも届いてたから、NO❤AFのことを知ってもらう機会になったなと感じています。

心安:私はTikTokとYouTubeとXの毎日投稿をしていました。特にTikTokでは、自分たちの曲を使っての投稿はもちろん、私たちはスカ・アイドルということで、いろんなスカ系の楽曲を使った投稿もして。その成果もあったのか、東名阪ツアー中によく"TikTokで観て興味を持ったから来たよ"という声を多くいただけました。

-大阪、名古屋、東京と続いたツアーでも、毎回手応えは感じていました?

心安:初めてNO❤AFのライヴを観る人たちがどこの会場にも結構来てくれたし、東京でのワンマンは初めてだったのに、本当にぎゅうぎゅうに人が来てくれたから、"NO❤AFのことを見つけてくれたんだな"と嬉しい手応えを感じました。

-名古屋以外でワンマン公演をやったのは......。

心安:大阪も東京も、ワンマンをやるのは初めてでした。その不安もあったけど、みんなの努力も繋がったのか、どこもすごくいい形にできたと思います。

虹乃:NO❤AFは名古屋を拠点に活動しているから、ライヴをやっても名古屋以外では人が来ないんじゃないかな? と不安でしたけど、東京公演は名古屋以上に人が来てくれたし、そのときにNO❤AFのライヴを初めて観た方もいっぱいいたんですね。中には海外から観に来たっていう人までいて。その反響は間違いなく私たちの自信や力になりました。

-DIAMOND HALL公演も、この勢いならいけるぞと?

虹乃:"NO❤AFは名古屋以外でもいけるグループなんだ"って、すっごい自信になりました。

黒坂:東京のワンマンは、うちらが想像していた倍以上の人が来てくれたからね。正直東京が一番不安でしたけど、ひまりちゃんも言ってたように海外からNO❤AFのライヴを観に来てくれた人もいて、"NO❤AFは世界と繋がってるんだ"と感じられたのも嬉しかったし、自信に繋がりました。そうやって海外から観に来てくれる人たちもいれば、今は日本に住んでいる方でも、MVやTikTokを見て"スカをやってるんだね"と観に来てくださる人たちも増えていますし、YouTubeでも海外の人たちからの反応がいろいろ書き込まれてて。それで改めてSNSの大事さを感じたし、いつかは海外でライヴをしたい野望も生まれました。

-東京で得た成果が自信になれば、ファイナルの名古屋 DIAMOND HALL公演に向けての思いも......。

黒坂:東京でのワンマンを終えたときは特に"DIAMOND HALLにもいっぱいの人が来てくれるんじゃないか"と強く思えました。

雫姫:名古屋以外でワンマンをやったのは今回が初めてでしたけど、それぞれの会場ごとにフロアの盛り上がり方も違っていて、"NO❤AFのライヴってこんなにいろんな楽しみ方があるんだ"と私たちも発見になりました。そのノリにうちらもしっかり対応すれば、めっちゃ楽しいライヴができたように、改めて"NO❤AFって愛されてるなぁ"と感じる機会にもなりました。